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本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part6オマケ編 [ディスカス飼育How To]

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本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか?Part6

オマケ編 ディスカス飼育を失敗しない必勝法


本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか?Part1~5に渡り

何故ディスカス飼育は飼育者の思う通りに行かなくなるのか?

その原因の説明と問題解決策の一つである水質浄化バクテリアの有用性について書いてまいりました。

長きにわたって読んでいただいた内容が、結局バイオエースとPSBの紹介かよ!と思われた方も

少なからずいらっしゃったかと思いますが、こちらのオマケ編では

あくまで水質浄化バクテリアの運用をディスカス飼育法を改善する1手段と捉え

その他、ディスカス飼育において飼育者が気を付けなければならない事をお伝えしたいと思います。

ですので今回のおまけ編こそ、実はディスカス飼育の

最重要エッセンスといっても過言ではない内容となっております。


【ディスカス飼育において飼育者が留意しなけれならない事】


1、いくらディスカスが餌を欲しがっても、また早くディスカスをを早く成長させたいという思っていても

  餌を与えすぎない。急に餌の量を増やさない。

  ※注 ただし、part3で紹介するアジア式飼育法を行っている場合は、これの例外とする。


2、まだディスカス飼育に不慣れな場合は、ハンバーグや硬くない乾燥飼料(水を含んですぐにバラける乾燥飼料)など

  飼育水にタンパク、脂質が溶出しやすい餌を避ける、あるいは給餌量に細心の注意を払う。

  要は、飼育水に餌のタンパクや脂肪をなるべく溶けさせない様にするのです。

  逆に冷凍赤虫や、フリーズドライされた赤虫、イトミミズやブラックワーム、生きたエサ、など

  飼育水にタンパク質、脂質が溶出しづらい飼料の給餌比率を上げる。

  上記と同様 ※注 ただし、part3で紹介するアジア式飼育法を行っている場合は、これの例外とする。


3、給餌後に出来る限り水換えをする。水換え量、頻度は”やれればやれる程”良い。

  まず水換えする理由の一つ、それは水に溶けこんだタンパク、脂質を排出する事です。

  アジアのブリーダーは生物濾過機を使わず

  日々の給餌後に100%の水換えを行い、水槽を掃除し、水槽内側を磨きます。

  つまり魚が排出したアンモニアと水に溶けた有機質を毎食後、徹底的に排出する飼育法です。
  

  皆様の水槽のエアチューブは白くなりませんか?

  あれは勿論飼料から飼育水に溶出した有機質です。

  その有機質は、エアチューブにだけ付着している訳ではございません。

  水槽表面、そして濾過機内部、濾材にも付着しているのです。

  そのような環境でディスカス飼育をしていれば、いずれディスカスは調子を崩してしまいます。

  また水換えには、上記の有機質排出以外にも様々な素晴らしい効果がございます。

  そちらに関してはまた別の機会に。


4、ドライ状態にしたウールなどを物理濾過として使用し

  餌のタンパクと脂肪を物理的に除去する。

  ドイツでは目の細かい魚を掬う網をドライ仕様の物理ろ過ツールとして

  使用していたのを見た事があります。その網を一日に何度も洗って使っていました。

  餌の選択、水換え、物理ろ過、生物濾過によるバクテリアの分解、この4つのアプローチで

  水槽内のタンパク質、脂質を減少させる事が非常に重要となります。


5、長期的運用を考えれば、生物濾過システムもドライ仕様にする事が望ましい。

  外部濾過機は勿論、上部濾過機、オーバーフロー濾過機のウェット状濾過槽はその構造上

  残留有機質がヘドロ化し蓄積しやすくなっております。

  一歩間違えば嫌気域が増えて、急激に悪玉菌類が繁殖、増殖する可能性があり

  毒物発生装置と化す危険性をはらんでいます。

  ウェット濾過は同容量、同規模のドライ濾過機と比較して濾過能力は高く立ち上がりも早いです。

  しかしディスカスが上手く飼育出来ない原因の多くが

  ディスカスに与える餌の質と量が、濾過装置の構造上の特性とメンテナンス性に対して

  上手くかみ合ってないからだと私は推測してます。


  ウェット濾過機では堆積しやすい有機質由来のヘドロが、ドライ濾過機では堆積しづらく

  さらにドライ濾過機内は、ウェット濾過機と比較して濾過機内が圧倒的に好気環境であり

  嫌気状態になりにくいため、嫌気環境が好きな悪玉菌類の繁殖を抑える事が出来ます。
  また好気バクテリアが活発に働いている環境も
  嫌気環境を好むバクテリア群はひっそりと寄り添うように存在しており
  何らかのタイミングで活動が活発になるという話もございます。
  その現象が濾過機内の水に浸かった濾材一つ一つにおいて起きる可能性があるわけ

  ですので、一つの飼育設備を長期にわたり使用、維持し続けるのであれば

  濾過機内をドライ化させることは、嫌気環境の拡大を防ぐ有効な方法の一つだといえます。

DSC_1437a.jpg

  また私は、大がかりなドライ濾過機ではなく省スペース型の上部ドライ濾過機に

  物理濾過用ろ過用のウールとプラスチック、あるいはポリプロピレン製の

  ドライ濾過用の濾材を入れて運用しておりました。最初はウェット用の濾材を使用し
  濾過が安定してから、徐々にドライ濾過用の濾材に取り換えて行くのです。

  日常のメンテナンスはウールの交換のみ。

  それだけで長期に渡り水槽状況を安定的に維持させていたことを証言いたします。


  GEXグランデカスタムの濾過槽部分を細工すればドライ仕様になり

  上部式ドライ濾過機に変身いたします。

  さらに追加の濾過ボックスをドライ濾過槽として積み上げることで

  容量の大きな水槽へも対応できるようになりますね。

  この仕様の濾過機に関しては、皆様もトライする価値はあると思っております。

  私もこの仕様にした水槽においては、トラブルの発生頻度が格段に下がった事を確認した上で

  いろいろな方にこちらのシステムを推奨し、実践していただきました。

  どなたも、長期間に渡って濾過トラブルが起きず、魚の状態も安定しているという報告を

  後にいただいております。

  ただしこちらの仕様は濾過の立ち上がりの遅さ、濾過能力の低さが弱点として存在します。

  どちらの利点、リスクをとるのか?それは飼育者の考え方次第だと思います。


6、5のドライフィルターと併用する形でタンパク、脂質を酸化還元するバクテリアが

  極めて有効に働くスポンジ濾過機の正しい使用法を習得し、効果的に運用する。

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  スポンジフィルタの通水性を常に確保し、緩やかな通水を維持し続ける。

  そしてスポンジを水道水で洗ったり、どのような方法でも洗いすぎたりしない。

  これがスポンジフィルターを使用する肝となります。

  スポンジをジャブジャブ洗う人がいますが、それならスポンジ濾過機を使う必要はございませんし

  他の濾過方法を採用した方が良いとも思います。


  またスポンジ濾過の優位性は、利便性や、低コスト面だけではありません。

  スポンジ濾過機は、通水性を確保し、エア量を弱めに調整する事で

  その独特な構造上の特性により、多種多様なバクテリアをスポンジ内に根付かせることができ

  それらの菌の働きを上手くディスカス飼育に利用する事が出来ると考えています。

  スポンジフィルター運用法のは考え方は以下にまとめております。



  置き式のスポンジフィルターと異なり、上の形のスポンジフィルターはエア量を強くしてはいけません。

  エア量を必要以上に強くすれば、スポンジフィルター内にゴミが急速に集まり

  フィルター内につまり、嫌気域が生じ、悪玉菌の繁殖、増殖の温床をなります。

  これはこの形のスポンジフィルターの欠点でもありますので、皆様重々お気を付けてください。


  日本の小規模なディスカス飼育環境において、スポンジ濾過機を使いこなす事は

  水槽設備の簡素化、省スペース化にも貢献し、また簡便なメンテナンス性も

  ディスカス飼育にかかわる労力を減少させること出来、歓迎するべき事だと考えます。

7、店舗のキャリアを重ねた頃、私は善玉菌の運用方法において

  最終的に2種のバクテリア材を使用し始めておりました。

  そのバクテリア材はご存じのバイオエースとPSB(光合成細菌)です。

DSC_9482a.jpg

  スポンジフィルターの通水性高めるために、水槽内のスポンジをチェックして

  詰まりを感じたら、スポンジを水槽の外で絞ってはまた飼育水を染み込ませ

  また絞るというメンテナンス(スポンジの詰まりに応じて絞る行為を1~3回程度)を行った後に

  バイオエースとPSBを混合したブレンド液を水槽に適量(結構多め)に入れるのです。

  2種のバクテリア液をブレンドし使用し始めてから

  スポンジが異臭を放ったり、ドロドロ状になったりと

  濾過トラブルを抱えている環境が、速やかに正常化するのを何度も実感いたしました。

  以前メンテナンスではバイオエース1種だけを使用していたのですが、PSBを併用すると

  より確かで強力な改善効果を感じた事は間違いございません。

  結果、スポンジのメンテナンスと2種のバクテリア液の使用が

  私のディスカス飼育メンテナンスの要となったわけです。

  是非皆様もこのメンテナンス法をトライしていただきたいと思います。

  何故バイオエースとPSBの併用が良いのか?詳しくは、PSB紹介ページ


  以上をご覧ください。

  PSB製造元リンクページ ”プレバイオテクスとプロバイオテクスについて”部分にその謎が書かれております。


  長々とお付き合いいただきありがとうございました。

  では皆様、これにて終了です。

  次回、ディスカスにまつわる雑記をご用意してます。

  よろしくお願いいたします。


本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part1
 
本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part2
 
本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part3
 
本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part4
 
本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part5
 
おまけ
本音で喋る!ディスカス飼育にバクテリアは必要なのか? Part6オマケ編

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