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―まだまだ知りたい?ニャムンダの秘密 ― [産地別ディスカス講座]


月26日(木)は輸入・通関業務のため

午前中より外出、帰店予定は19:00となります。

ご来店、ご注文、ご相談の際はお気を付けください。


アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!!

本日は電話でいきなり

”〇〇〇(他店の超有名オリジナル商品)の在庫ありますか?”

というお問い合わせを頂き

思わず吹き出してしまったのですが

結局飼育相談のお話をして

問題解決!!

めでたし、めでたし?でございました(笑。

いやいや、妙な事でお客様とつながりという物は出来るものです。

ひとつひとつのご対応を大事にしなければ、と思う

今日この頃でございました。

さて、いきなりですが

26日(木)はWBSABBYのワイルドディスカス入荷を予定しております。

メインは先月予告した通り”ニャムンダの青”。

さらに4月のご入学、ご就職、新年度に相応しい

ディスカス・フレッシャーズフェア(仮称)用の

ディスカスも入荷予定です!!

で、本日は”ニャムンダの青”に関して

何度も何度もニャムンダの現地で、青いニャムンダに触れてきた

WBSABBYの山本さんに

青いニャムンダの秘密についてレポート頂きましたので

こちらでご紹介いたします。

***************************************************************

―まだまだ知りたい?ニャムンダの秘密 ―
WB SABBY山本千尋

前回あれだけしつこく
ニャムンダデイスカスの魅力について
書いたのに、まだ知りたいと言う話があるようで….

今回のリクエストは 
「ニャムンダヘッケルの謎」についてと言う
お題目でと言う事なのだが。
さて困った。秘密はないからで、と言うか私自身が
その秘密を知りたいと願っていたりして。
その秘密を知りたい私が、
大上段に構えてその秘密はこうだと言うのは
おかしい。
従い今回のお題目についての答えはこうだ。

ニャムンダ ヘッケルの謎は、「知らん。」だ
もしくは「ニャムンダヘッケルの謎は謎のままだ」と
言うのが正しい答えだったりする。

その上で、いつものように長い前置きになってしまったが、
私の知っている限りの情報を渡すから
「ニャムンダヘッケルの謎を解くのは君だ」とタイトルを勝手に変えて
話を進めて行く事にしよう。

さて、そもそも、熱帯魚業界ではニャムンダ川にはヘッケルデスカスは
存在しないと言われてきた。存在してはいけないと思われてきたようだ。
それがだ、私は1980年代後半にニャムンダ川でヘッケルデイスカスを
見た、そして取った事があると言う男に出会う事になる。
最初は、また私の事をうまく騙して金を巻き上げる算段なのだなと
思い、いい加減に「ふーん。」「そうかもねー」なんて聞いていたのだが
その男があまりにも熱心に語るので、まあ駄目元であわよくば、
コリドラスとかも取れちゃうかもね。もし取れたらデイスカスより金になるわい。
と強欲じじいの様に目をキラリと光らせ、
「よしお前がそこまで言うなら一緒に行くのを考えておく」とその男に伝え、
その男を出しぬき、業突くババアの様に腰を丸めて一人で抜け駆け
ニャムンダの町までやってきて
ニャムンダのデイスカス漁師に
「ねえ、このニャムンダにヘッケルデイスカスっているの?」と聞いた所
「いるよ」って簡単に答えられた。
何故取らぬ?と言う疑問より
よっしゃーこの勝負もらったー。勝ったも同然。
このデイスカスで儲けてやろうじゃないのとまた更に欲の皮を突っ張らせた私は
いざ未知のニャムンダヘッケル探しに出かけたのであった。

だんだん日本昔話風になってきたけど本当の話だよ。

さて、全くの余談になるが
アマゾンの多くの支流でいまだコリドラスが発見させていないのが
このニャムンダ川だけだ。見つけたらそれは$$$物なんだけどね。
まだ見つけられていないの。

では話を「ニャムンダヘッケルの謎を解くのは君だ」に戻しますよ。

{実話の証言}ニャムンダの老漁師
彼が何故当時ニャムンダ川にヘッケルがいるのに取りに行かなかったのか?
その理由は、「ヘッケル産地まで遠いから」費用が沢山掛かる。
そんなに遠くまで行かなくても、当時高額で取引されていた
「ロイヤル様」が湖の河口付近で面白いように採集出来た。
彼の魚船はこの「ロイヤル様」によってもたらされた。
そしてここがこの漁師の凄い所なんだけど。
彼はいつかこの「ロイヤル様」が枯渇するのを読んでいた。
その時の保険の為に長い間青ヘッケルの秘密を口外しなかった。
と言うのが本当の理由のようである。

青ヘッケルの産地に行くまでの長い道のりの船中で
その老漁師は私にヘッケルの話をしてくれた。
「このニャムンダ川にはなー。2種類のヘッケルデイスカスが住んでおるのだよ。」
「はあー?」意味わかりませーん。
ヘッケルデイスカスって1種類しかいないのでないの?と私。
「お前は何も知らんの―」
「ネグロ河のヘッケルを見た事あるか?」
子供扱いされた私はむきになって
「キイキーー」とサルの様に叫び
「知ってるわいそんなもん」と答えた。
老漁師は私の反応にとても満足したように余裕の笑顔で
「ではベタ青のデイスカスを見た事あるか?」
と聞いてきた。
もう子供扱いされてプンプン怒っている私は
「もちろん見た事あるわい」と答えてやった。
「養殖物ではないぞ、ワイルドでだぞ? うーん?どうなんだ?」と
挑発気味にそう言われて、彼の術中に完全にハマってしまっていた私は
「そんなもんいるかー」と答えた。
「では今日お前だけにその真っ青に輝くデイスカスを見せてやろう」
と優しい笑顔に戻ってそう言ってくれた老漁師の顔が今でも
昨日の様に思いだされる。
そう、私の最も思い入れの強いデイスカスが
ニャムンダのデイスカスと言うのは
単にデイスカスが素晴らしいだけでなく。
この漁師との出会いが大きいのかもしれない。 
また脱線しましたね。

そしてその翌日にその漁師から水中から掬いあげたデイスカスを
見せてくれた時に、受けた衝撃。
今までのどんな産地で見てきたデイスカスよりも
美く光り輝いて強いものだった。
「これがニャムンダのヘッケルデイスカスか―」と言うのが
私とこの青ヘッケルの出会いである。

さてそろそろ本題行きましょうかね。
当時その老漁師に教えてもらった2種のヘッケルデスカスの分布図は?

最上流に彼らの言う「ヘッケル・ヘッケル」
要するに
ネグロ河のヘッケルデイスカスにそっくりの
ヘッケルデイスカスが生息しており、
これはマーケット的に評価されないので取らない。
「普通の特徴ないヘッケルデイスカス沢山買ってくれるか?」
と聞かれて首を横に振る私。

その下流に青く輝くヘッケルデイスカス(青ヘッケル)
このグループには「青頭」と「青月」と言われる
2タイプのデイスカスが住んでおり
「青月」は特に珍しく数が少なく値段も高い。
勝手に値段高いと決めるなと思いつつもなるほどと聞く私。

以上ヘッケルデイスカスは2種であり

それより下流に
「青ヘッケル」と「赤デイスカス」の混成地域があり

そのさらに下流になると「赤デイスカス」だけになる
と言うのが老漁師のニャムンダデイスカス分布図である。

その後何度もこのニャムンダ湖を訪れて
ニャムンダのヘッケルを見てきたが
あきらかに老漁師が言うより多くのタイプのヘッケルデイスカス
がこの湖には生息している。

この赤デイスカスとの混成地域を含むブルーヘッケル領域には
「青頭」(コバルト)も「青月」(フルカバー)も
「ライン系のヘッケル」(ブリリアント)も
「その他のヘッケルクロス」も
ある意味混成して生息していると言えばしているのだが
その生息数の割合が明らかに異なる。
より上流地域に「青頭」の割合が多い。

IMG_2884.jpg

↑ ↑ 多分クロス地域のヘッケルフルカバー方向に進化中の個体

青頭―ブルーヘッド系のデイスカスはネグロ河の一部地域にも
同じようなパターンのデイスカスが生息しているが、
この青頭の多い生息域のさらに上流にネグロ河のヘッケルに良く似た
ヘッケルが生息していると言うのは、
その流れからしてなんとなく想像できる。

DSC06411.jpg

↑ ↑ 青頭の模範的個体

この青頭―ブルーヘッドは
頭のラインがだんだん太くなってラインの間隔が
だんだんなくなってひっついた物であると思われるが、
一度下流域の血が何らかの形で入った後に、
どちらかと言うと同種同士の血が濃くなって
比較的安定期に入っているようなグループで、
他の地域のブルーヘッドヘッケルよりも
頭のブルーが肩口背中辺りまで広がる個体が多い。

DSC03570.jpg

↑ ↑ ライン系のヘッケル模範的個体

その下流にはライン系のヘッケル(ブリリアントヘッケル)の生息数が多い
上記「青頭」領域ともっと下流の「赤デイスカス領域」まで広範囲に行き来し
上流の「青頭」下流の「赤デイスカス」との交配を繰り返している
ヘッケルデスカスグループのように思われる。

完全に赤デイスカスの領域に入る前に
クロス系のデイスカスが多い地域があり
この地域にはライン系ヘッケルよりのクロスが圧倒的に多い。
実はこのクロス系地域に
「青月」が生息しているのを知っていたかな?
青月―(フルカバー)は一般的には、最上流の「青頭グループ」のデイスカスの中で
より青みが体全体にいきわたった個体と思われがちだが、
確かにそのような個体もいるが、これは色あせが激しい。

DSC03688.jpg

↑ ↑ 青頭の青の強い系の個体だと思います。これが上流域のフルカバーと言われているタイプで色抜けする個体が多い

青が抜けずに色が上がる「青月フルカバー」とは本当は
このクロス系ヘッケル地域に出現する
ブリリアントのライン潰れの個体のことを指す。

IMG_2887.jpg

↑ ↑ 青頭の青が強みの個体フルカバーではない

Cobalt Special.jpg

↑ ↑ これがおそらくクロス地域のフルカバー

すなわち、ラインの色あせが少ないのは
このクロス系デイスカスのグループが
生息している地域のグループデイスカスが圧倒的に多いと思われる。
それは何故か?何故なのか?
その答えは何故か「知らん。」と言う事になる。

さて、たったこれだけの情報で、
それもそれぞれの生息グループの領域に変化が
毎年起こっているような湖のデイスカスを
どの様に解明するのか?
だからこの先の謎を解くのは君の想像力だ
と言う事にしてあえてこうだと決めつける事もなかろうと思う。

さてここまで来てふと思うのだが
老漁師の言った「ヘッケル・ヘッケル」の話は本当なのだろうか?
そこまで行ってデイスカスを自分の目でみて確認したやつはいない。
実はまたこの老漁師がニャムンダのデイスカスの行く末を読んで封印している
「秘蔵のデイスカス」が再上流に埋蔵されているかもしれない。
お解りかな?まだニャムンダ ヘッケルデイスカスの本当の謎は
解明されていないのだよ。

***************************************************************

何て濃い内容なんだ!!

このレポートは!!

この濃さでタダ!!タダですぜ!!

何て素敵なブログなんだ!!

チャオチャオブログってやつは!!(笑。

では、本日はこれにて終了~。

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう!!


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―ニャムンダデイスカス2015 ―NHAMUNDA 2015 №3 さらに入荷情報!! [産地別ディスカス講座]


2月26日(木)は輸入&通関業務で

午前中より外出、帰店は19:00を予定しております。

ご来店、ご注文、お問い合わせの際は、ご注意ください。

よろしくお願いいたします。


アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!!

いきなりですが26日(木)にWBSABBY便の輸入&通関になります!!

入荷内容はざっと以下の通りですよ!!

I-CIAOCIAO -02.gif

ちなみに上のリストのピンクの部分がYAMAMOTO氏セレクション。

その魚はこちらです。

IMG_9921.jpgIMG_9922.jpgIMG_9923.jpgIMG_9924.jpg

めっちゃ良い魚ですな・・・・

飛び道具的な魚ではなく、じっくり長く楽しめる超上物です。

さ・す・が・で・す!!

では、ニャムンダ2015の最終話行ってみよう!!

***************************************************************

―ニャムンダデイスカス2015 ―№3
WB SABBY山本千尋

ニャムンダデイスカスは私にとって最も思い入れの深いデイスカス
産地であり、だからという訳ではないが
個人的には大好きなデイスカス産地である。
今回ニャムンダを訪れて
何がそんなにニャムンダのデイスカスが好きなのかという理由を
新たに再認識したような気になった。

IMG_2799.jpgIMG_2804.jpgIMG_2801.jpg

では以下 ニャムンダデイスカスの何処が凄いかについて
いかに凄いかについて、例えば、なんらかの魅力に陶酔しきった
子供が他の事は目に入らずそれについて一心に喋るように、
ある意味 蒙昧的に述べるので、そういう子供にからまれた時に、
大人が良くする、ちょっと困ったような顔しながら読んでみてほしい。

題して
「誰でもが知っているが、実は知っているようで
本当の所は、誰も知らないニャムンダデイスカスの魅力」

魅力5.数が多い
これは重要なファクターである。
数が多ければ多いほど、選びやすい。
例えは漁師に10匹しか取れませんでしたと言われると
その中から選ぶという行為は出来ない。
全てお買い上げさせていただきます
となる。しかしながら数が多いと、
これはそこから厳選して持って帰る事も
可能だ。と言う事で数ある中から
厳選した良いデイスカスが入手できる可能性が多くなると言う魅力。
お値段も少しお手ごろになるかなーという期待感も魅力。
そのポテンシャルからすると安いかも??IMG_2784.jpg
IMG_2787.jpg

魅力6.湖の水が綺麗 透明である。
これも重要ポイントなのである。環境が良いと言う事は居心地がよい
と言う事で、採集地に長くいても苦痛でない。
これが環境の悪い場所であれば、蚊や、アブやブヨのもう襲撃を浴び
一刻も早くその地から退散したいという気持ちがデイスカス採集に勝り
ろくにデイスカスも選ばないで本人は蚊帳の中と言う状況になる場合がある。
綺麗な透明な水をたたえる湖で潜ってデイスカスを自然鑑賞してみたりも
出来るニャムンダは魅力的である

IMG_2794.jpgIMG_2795.jpg

魅力7.飽きがこないデイスカス
色々なバリエーションのデイスカスを楽しめると言う意味で
飽きが来ないとも言えるし、その色々なパターンのデイスカスを見ながら
そのパターンの謎について実はああなんだろうか?こうなんだろうか?と
妄想しまくれるという意味で飽きも来ない。
また、特にニャムンダ湖下流域で採れるレッド系のデイスカスは
シックな雰囲気の物が多く、また仕上がった時の美しさは
飽きの来ない良い雰囲気を持っている。
私の個人的な趣向なのかもしれないが、ある一面ロイヤルと呼ばれる
全身にラインの入ったデイスカスは美しいが、変化が乏しいので
毎日見ていると飽きてくる。その点まだこれからもっと綺麗に毎日
綺麗になっていくんだなーと言う品の良いデイスカスは
飽きの来ない魅力を持っている。
さあ、まだまだもっとニャムンダの魅力について語っていきたいが
もう、しつこい。と言われそうなので、今回はこの辺で

IMG_2881.jpg

後のニャムンダデイスカスの魅力は
それぞれがそれぞれの思うところで楽しんでもらえば
わざわざ遠い所から来てもらったかいもあろうかと言うもん
じゃないでしょうか?

終了。

***************************************************************

では、本日はこれにて終了~。

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう!!


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―ニャムンダデイスカス2015 ―NHAMUNDA 2015 №2 [産地別ディスカス講座]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!!

本日はSAKE-DAYでした!!

DSC_9495a.jpg

日本酒のエキスパートさんから、プレゼント!!

女性がウェルカムの果実酒のような味わいで

かなりイケているそうです!!

今日、これから帰って・・・・

イキます!!イキます!!イキます~~~!!

では昨日の続きです!!

***************************************************************

―ニャムンダデイスカス2015 ―№2
WB SABBY山本千尋

ニャムンダデイスカスは私にとって最も思い入れの深いデイスカス
産地であり、だからという訳ではないが
個人的には大好きなデイスカス産地である。
今回ニャムンダを訪れて
何がそんなにニャムンダのデイスカスが好きなのかという理由を
新たに再認識したような気になった。

DSC04802.jpgDSC04818.jpg

では以下 ニャムンダデイスカスの何処が凄いかについて
いかに凄いかについて、例えば、なんらかの魅力に陶酔しきった
子供が他の事は目に入らずそれについて一心に喋るように、
ある意味 蒙昧的に述べるので、そういう子供にからまれた時に、
大人が良くする、ちょっと困ったような顔しながら読んでみてほしい。

題して
「誰でもが知っているが、実は知っているようで
本当の所は、誰も知らないニャムンダデイスカスの魅力」

魅力3.無駄に動かなくても良い
ヘッケルデイスカスならネグロ河
ブルーカテゴリーなら、何処どこ、または何処何処、もしくは….
赤系なら何処どこ、とデイスカス漁師は
アマゾン中に生息するデイスカスをいろんな産地に採集に出掛けるわけだが、
ニャムンダ湖は一つの湖にそれぞれのデイスカスカテゴリーが凝縮されている。
えーっそんなに色々行かなくてもここですべてそろうではないか。
というスーパーマケット的魅力がこの産地にある。しかも物が良い。DSC04814.jpgDSCF0048.jpg
かつて、マナウスの伝説の3大老漁師の一人と謳われた
先代の腕利きデイスカス漁師がアマゾン中のデイスカスをそれこそペルー国境から
ジュルア、ジュタイ、ジャプラ、テフェ、プルース、ネグロ、マデイラ
アレンカーと採集した結果、ニャムンダ湖をなぜ永住の地と決めたのか?
その理由が良く解る。
流石と言わざるえない。DSC03570.jpgDSC03697.jpgDSCF0055.jpg

魅力4.デイスカスの玉が大きい。
ニャムンダのデイスカスはサイズが大きい。

DSC05617.jpgDSC00922.jpgDSC00925.jpgDSC00953.jpg
アマゾンで最大にでかいデイスカスか?と言われればそうでないかもしれないが、
少なくとも3本の指に入るぐらいこの産地のデイスカスは大きく成長する。
あまりの大きさに輸送を考えると持って帰るのをためらうほどの
サイズのデイスカスがゴロゴロいる。
この事は、あまり知られていないが、実はこっそり漁師に
もうちょっと運びやすい少し小さいサイズを取ってねと
お願いしているぐらいである。それでも大きいなーと言う印象はある。
大きいデイスカスの魅力は見栄えがすると言う事で
この点でもニャムンダデイスカスは魅力がある。

つづく

***************************************************************

因みにニャムンダはここですよ!!

しつこい?

ニャムンダのコピー.gif

では、本日はこれにて終了~。

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―ニャムンダデイスカス2015 ―NHAMUNDA 2015 №1 [産地別ディスカス講座]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!!

え~~~っと、突然ですが

本日はグルメデイでございました。

ToToRoさんから!!

DSC_9433a.jpg

自作オリジナルケーキの進化バージョンがキターー!!

自分、この手のしっとりケーキ好きなんやな・・・。

DSC_9427a.jpg

柳ユさん夫婦から、マッコリ&コリア郷土料理キター!!

今夜は宴だ!!宴だ!!

ヽ(∀`ヽ●)(ノ●´∀)ノワッショイ!!ヽ(∀`ヽ●)(ノ●´∀)ノワッショイ!!

久々に絵文字出しました。

本年で自分、47歳になります・・・・申し訳ございません・・・。

では本題です!!

今週は、来ます!来ますよ!!

カーニバルが終わったブラジルから

WBSABBY発ニャムンダ・ディスカスの

YAMAMOTO氏セレクションとKAMOSHIDA氏セレクション!!

ブラジル現地人以外で、ずん抜けて

ニャムンダに訪れた経験をもつ両氏のセレクションが炸裂いたします!!

炸裂です!!大炸裂です!!

そして当店の水槽も、魚が入りすぎて炸裂しそうです!!(笑。

という訳で、ニャムンダを知る尽くしたYAHAMOTO氏から

ニャムンダに関するレポートを頂きました。

本日から、そのレポートを数回に分けて紹介いたしますね!!

まず第一回!!行ってみよう!!

***************************************************************

―ニャムンダデイスカス2015 ― №1
WB SABBY山本千尋

ニャムンダデイスカスは私にとって最も思い入れの深いデイスカス
産地であり、だからという訳ではないが
個人的には大好きなデイスカス産地である。
今回ニャムンダを訪れて
何がそんなにニャムンダのデイスカスが好きなのかという理由を
新たに再認識したような気になった。

IMG_9106.JPGIMG_6052.jpg

では以下 ニャムンダデイスカスの何処が凄いかについて
いかに凄いかについて、例えば、なんらかの魅力に陶酔しきった
子供が他の事は目に入らずそれについて一心に喋るように、
ある意味 蒙昧的に述べるので、そういう子供にからまれた時に、
大人が良くする、ちょっと困ったような顔しながら読んでみてほしい。

題して
「誰でもが知っているが、実は知っているようで
本当の所は、誰も知らないニャムンダデイスカスの魅力」

魅力1.何と言っても総合力が凄い。
ニャムンダデイスカスが凄い所は、もしくはその産地が凄い所は
一つの湖に、ヘッケルデイスカスおり、青い色のヘッケルデイスカスがおり、
色々なタイプのヘッケルクロス系のデイスカスがおり、
ラインタイプのデイスカスがおりそして赤いデイスカスがいる事である。
一つの産地で同じデイスカスがこれほどバリエーションに富んだ産地は
正直いってない。同じ湖に青いデイスカスと
赤いデイスカスが住んでいると言う事は、
他の産地では考えられない異常な現象と言っても過言ではない。
青いデイスカスも赤いデイスカスも
まとめてニャムンダデイスカスと言う事ができる。

デイスカス界にはそれぞれ、そのデイスカスカテゴリーの
スぺシャリスト的表現を持った産地のデイスカスが生息している
例えは
スポット表現のデイスカスでは TEFE

横に流れるラインがすばらしいライン系デイスカスには 
RIO PURUS, MANACAPURU

真ん中に太い中央線を持つヘッケルデイスカスは RIO NEGRO

赤系のデイスカスは ALENQUER

単色一色の美しさを持つデイスカスは CAMETA
などなど。
でニャムンダのデイスカスはこれら上記の各カテゴリーの
スペシャリスト的表現を持つデイスカスと比べて見ても
それぞれのカテゴリーにおいて劣ると言う事はない。
むしろそれより優れていると思われるカテゴリーさえある。
唯一スポット表現のデイスカスだけはいないのだけど.
オリンピック的に言うと5種総合で金メダル。
単一カテゴリーでも何種かは金メダル。
カールルイスみたいなもんだね。(古すぎですね)

魅力2.それがさらに進化している
昨年あたりから気になっていた事なのだが
ヘッケルクロス系のデイスカスが増加傾向にあるように思える事。
ヘッケルクロス系と呼ばれるデイスカスには
どちらかと言うとヘッケルよりのクロスと
ライン系のヘッケルクロスがいるのだが
そのクロス加減と言うのが、さらに幅広くなってきているように思える。

DSC09263.jpgDSC09308.jpg
同じヘッケルよりのクロス系でも色々なパターンが出現してきており
もはやカテゴリー分けが出来なくなっている。
ヘッケルクロス、クロスヘッケル、ロイヤルヘッケル、
ライン クロス ヘッケル、何がどう違うのか?
ブラジル人的、人種のるつぼ的に混沌とした、デイスカスが生まれている
これはライン系~赤系のデイスカスにも同じ現象がおきている。

NHAMUNDA05.jpgNHAMUNDA04.jpg
これらの謎のクロスカテゴリーデイスカスは、私的に物凄く興味がある。
昔はヘッケル系とライン~レッド系に明確な住み分けがあって
一部地域のみにこれら謎のクロス系デイスカスが生息していたが
その生息域が広がってきているように感じられる。
ゆえにニャムンダ湖の色々なパターンのデイスカスだけを集めても
十分楽しめる魅力のあるデイスカスと言う事が出来る。

つづく

***************************************************************

因みにニャムンダはここですよ!!

ニャムンダのコピー.gif

では、本日はこれにて終了~。

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう!!


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クリスマス入荷決定!! [産地別ディスカス講座]


アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!!

いきなりですが

25日(木)のクリスマスに

WBSABBYクリスマス記念入荷が決定いたしました!!

その入荷インボイス。

これはまさに”WBSABBYバズーカ砲発射”です。

早速、WBSABBYの山本さんに

そのインボイスについてのコメントをいただいておりますので

是非ご覧ください。

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ALENQUER NEW NOUTH DISCUS
「SANTA- FÉ」

                           山本 千尋

もう12月ですねー12月と言えばクリスマス
「サンターがうちにやーって来る―♪♪」
って歌が昔あったような……
と言う事で今回はサンタの話。ではなく
アレンカー北岸新産地「SANTA FÉ」の話です。
このSANTA – FÉ とはどういう意味かと言うと
SANTA 聖なる FÉ 信仰
と言う意味でラテンアメリカ諸国にはこの手の地名が良くあります。
信仰の聖地や聖地になりたいと願ってそう言う土地名がつけられたのかもしれません。
また信仰の厚い人が自分の土地にSANTA – FÉとつける事もあるようです。
要するに聖なる地ですね。
実はALENQUERの北岸側、CUIPEUAのさらに北側に
この聖なる名を冠した土地があります。
個人の土地にあたる為、今まで手付かずと言う湖で
これは、聖なるデイスカスがいそうな予感が…
と言う事で行ってきました鴨志田隊長。

Imagem 044.jpg

アレンカー北岸には
「北岸伝説」と言うのがありまして
アレンカーのデイスカスは北の産地へ行くほど赤くなるデイスカスがいる。
つまり北に上がれば上がるほど、上流に行けば行くほど
より赤くなるデイスカスの取れる確率が上がる
と言う伝説が、昔からまことしやかにささやかれており
これも期待がもてるねと言う事で….

Imagem 113.jpg

実はこの産地2年越しのプロジェクトだったりするんです。
本当は昨年から水面下でこの土地を狙っておりまして
2回トライしたのですが、結果は「デイスカス取れず」
と敗北を喫しており、しつこくリベンジ
3度目の正直って事もあるからねってことで、
ようやく採集出来ました。

Imagem 115.jpg

やはり諦めないでしつこくやれば、報われる事もあるわなっていう
私にとってはおめでたいデイスカスです。

Imagem 046.jpg

で肝心の物は?て事は気になってたんですが
大体予想していたよりかなり良い感じのデイスカスでした。
フォームが全体的により丸く、そして赤味に関しても
これは買い込めば大化けしそうなポテンシャルを秘めたデイスカス
と言うのが私の第一印象

クリスマスの日に聖なる産地からサンタがやってくる―
と言う事も。赤はサンタのイメージカラーって事も
全て偶然のSANTA – FÉ
お楽しみに。

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サンタフェ・・・

サンタフェ・・・

サンタフェっていったら・・・

僕らの世代では・・・

間違いなく・・・・

img5830872646232a.jpg

これやろ~~~!!

スミマセン。

年甲斐もなく

猛烈に興奮してしまいました。

で、そのSANTA FE。

名前だけの何て事ない新産地モノとは訳が違います。

写真あります。

素敵です。

ハイ、行ってみましょ。

IMG_5897.jpgIMG_5898.jpgIMG_5899.jpgIMG_5918.jpgIMG_5919.jpg

真ん丸ですやん。これ♪♪

25日のクリスマスの聖夜”ホーリーナイト”。

天使が舞い降りてきたことは

産まれてこの方一度も見たこともないけど

ルフトハンザ航空のLH716便で

日本に丸くて素敵なディスカスが

発泡の箱の入って舞い降りてきますよ(笑。

では、既にお休みの方、暇な方、夜に集合。

OKでしょうか??

では、本日はこれにて終了~。

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう!!


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”CUIPEUA"クイペウア(クリペア)の本当のお話3。 [産地別ディスカス講座]

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アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは。

本日は、W.B.SABBYの山本さんより

”CUIPEUA"クイペウア(クリペア)の本当のお話3”

の原稿を送っていただいたので、そちらをご紹介しますね!

今回は、

”なぜ多くの偽物が出回るほど

本物の北岸アレンカークイペウアには魅力があるのか?”

という内容が話の中心となっております。

是非、ご覧くださいませ!

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産地別デイスカス

はじめて見たアレンカー クイペウアデイスカス 後篇

 

IMG_0132.jpg

そんな小汚いアレンカーデイスカスは

水槽に入れてもやっぱりパッとしないデイスカスだったりする。

第一赤くないし。

IMG_0134.jpg

それが2-3日すると

何か変化が表れてくる個体が出てきているのに

気が付き始める。

どす黒さが消え全体に黄色になっている。

IMG_4072.jpg

ただこれはどの産地のデイスカスにも言える事で

輸送の疲れから回復しだすと

デイスカスの色は全体的に明るくなる。

IMG_4286.jpg

しかし、ことこのクイペウアのデイスカスに限っては

それとはまた少し違った印象を受けるのだ。

それは何なのだろうな?と思いもう一度よーく見ると

地肌が薄い本当に淡いピンク色になっている個体が

ちらほらと散見されると言う様な

微妙な違いかもしれない。

IMG_4501.jpg

それが1週間もたつと明らかに変身し始める個体が出てくる

地肌の黄色の上に赤い色素が

にじみ出して来る個体が増え始める。

そしてその数は日を追うごとに多くなってくる。

1カ月もするとこれがあの汚いデイスカスだったのですか?と自分を疑うほど

変化している。

アレンカー地域に生息するデスカスは

この点が全く他の産地のデイスカスと異なる点である。

他の産地のデイスカスは

そのデイスカスが採集された地点が

最もそのデイスカスが美しい時で、

輸送され水槽に入れると、

あの天然の美しさはどこへ行ったのかと

言うぐらいに色あせる傾向にある。

天然の美しさを100%としたならば

その色合いは半分程度になってしまう。

これを元の美しさまでに持って行くには

相当の時間と根気がいる。

IMG_4797.jpg

それに対しこのクイペウアのデイスカスは

天然時の美しさが100%としたならば

約1カ月で500%

さらに飼い込めばそれは700%にも900%にもなる。

この違いは大きい。

一方は100%の色合いに戻すのが難しいのに

片方はそれが7倍にも10倍にも美しくなる。

こんなデイスカスはこの地域以外において

他にはない特別のデイスカスなんだと

飼育した時に実感できるデイスカス。

それがアレンカー地域のデイスカスの

最大の特徴と言う事が言えるだろう。

アレンカー地域のデイスカス郡のなかで

この傾向がぼう緒に現れるのがクイペウアのデイスカスで、

そしてようやく私は何故欧州の連中が

このデイスカスの中に流れる血を求めていたのかが

理解できるようになった。

このクイペウアデイスカスの生息地域の水は本当に汚い。

それを綺麗な水の環境に移す事によって、

デイスカスが本来持っていた赤色に変化する

性質になにがしかのスイッチが入るのではないだろうか?

クイペウアデイスカスは

とっても水槽向きなデイスカスと言う事がいえる。

その変化は1日にして激変はしないが

ジワリジワリと現れてくる。

変化の速い個体とそうでない個体がいるが、

それはスイッチの入り方が違うだけで

今黄色いからと言って赤くならいとは言えない。

黄色の個体もスイッチが入れば

ジワジワと赤色色素がにじみ出してくる。

毎日少しずつの変貌を遂げていくデイスカス

それがアレンカー地域のデイスカスであり

それを変貌させるのにあまり難しいテクニックなど

全くいらないこのデイスカスは

はじめて飼育する人にデイスカスの飼育の楽しさ

を簡単に教えてくれるデイスカスでもあると私は思っている。

そしてその変貌を自分の目で見た時。

変貌できるのはデイスカスだけではない

実は人間も変化できるのだと言う事を

予感させてくれるそんなデイスカスだと思っている。

 

 

 

 

CHIHIRO YAMAMOTO
--------------------------------------
WB SABBY LTD.

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皆様、どうでしょう?

”最初はパッとしないが、飼っていくうちに

驚くほど、赤くその身を染めていく。”

このフレーズが北岸アレンカークイペウアを表すものとなり

このディスカスは超人気魚へと登りつめていった訳ですね。

またこの閉鎖的なコミュニティで採集できる

このディスカスは、すべての輸出業者が手に入れることができないことも

また事実です。

ですから、クイペウア村でディスカスの狩猟をさせてもらいえない業者は

集積所で、寄せ集められた赤くなりそうなディスカスを買い集め

”クイペウア”と称して輸出したり

比較的、クイペウア村にロケーション的にも近く

見た目にクイペウア産のディスカスに類似しているディスカスを

”クイペウア村産”と称して輸出するわけです。

簡単に言いますと”産地偽装”しているわけです。

で、その輸出業者からディスカスを輸入したショップは

輸出業者がクイペウアというから、これはクイペウア!と言って販売するわけです。

かくいう私、店長タケオも

過去にブラジル人シッパーから送られてきた

”どう見てもバハマンサ的だけど、インボイスはクイペウア”のディスカスを

扱った事がございますので、間違いございません。

お陰様で、クイペウア村で採集されたクイペウアと

”バハマンサのようなクイペウア”の見分けは

しっかりできるようになりましたけど(笑。

兎にも角にも、北岸アレンカー”CUIPEUA”クイペウア(通称クリペア)は

素晴らしく美しいディスカスである事は

これまでも、これからも変わることもなく、多くのディスカスファンを

魅了し続ける最高のディスカスであることは間違いないと

私は信じております。

では、本日はこれにて終了です。

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪

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”CUIPEUA"クイペウア(クリペア)の本当のお話2。 [産地別ディスカス講座]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!

明日、太平洋岸側は大雪だそうですね。

皆様、重々お気を付けくださいませ。

当店では妻が明日は臨時休業やぁ!!と張り切っておりますが・・・ 

どうなんでしょ??(苦笑。

さて、W.B.SABBYの山本さんから

北岸アレンカーCUIPEUAに関する記事の続編が本日届きましたので

早速ご紹介したいと思います。

では早速どうぞ!

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産地別デイスカス
はじめて見たアレンカー クイペウアデイスカス
 中篇

 

クリペウア湖の現場で初めて現地の捕獲されたデイスカスを見た感想は

「こんなに汚いデイスカスは他の産地ではほとんど見た事がない。」

であった。

IMG_0023-bbb.jpg

ついでに

「こんなデイスカス本当に売れるのか?」

と言う思いが頭をよぎり

さらに、もしここがクリペウアだと知らずにデイスカスを採集したのであれば

おそらく全ての捕獲したデイスカスを湖に戻し

この湖のデイスカスは駄目だと烙印を押して二度と戻らないと判断しただろうと

思ったのであった。

それほどこの湖のデイスカスは綺麗という事から

程遠いデイスカスであった印象が強烈に残っている。

ちなみにこのクリペウア湖にまつわる話で

この事を象徴するような話があるので、紹介しておこう。

かれこれ20年近く前の話であるが、

関東の某デイスカス会社がこのクリペウア湖

の情報を得て、この村でデイスカスの買い付けをした事がある。

IMG_0039 bb.jpg

彼は村人を総動員させ400枚以上のデイスカスをとらせた。

集められたデイスカスを丁寧に1枚1枚選別した彼は、

最終的に気にいった2枚のデイスカスだけを持って帰ると言ったらしい。

当然村人は激怒し、彼の選んだ2枚のデイスカス含め全てを湖に逃がし

「もう2度と湖に村には入るな。」と立ち入り禁止になったと言う話がある。

この話を聞いた時、馬鹿な奴だなー。いくら選んだ2枚を高く買うと言っても

話が通らないのは明白。この事件以後、他の現地業者も入れなくなったのだから

さらに迷惑。とずーと思っていたが。

このデイスカスを見ると気持ちが解らなくはないと、少し思えるほどのデイスカスが

このアレンカークイペウアデイスカスだったりする。

そんな思いで小汚いデイスカスを見つめていた私を尻目に

欧州からのツアー参加者は目の色を変えて「ワオー」「クイペウア」って叫んでいた。

そして必死の形相でデイスカスを選んでいる。

パッキング01.JPG

そのデイスカスはヒレがボロボロにかじられているデイスカスだったりするのだ。

多分デイスカスを見ている視点が違うな。と感じた。

彼らが見ているのは現行のデイスカスではなく

そのデイスカスの将来の姿なのかもしれない。

いや、どうもそれだけではないようだ。

選別.JPG

彼らはそれはいくらなんでもあかんでしょう。という様な

(観賞魚としては決定的に価値のない)個体まで選んでいる。

注意しようかどうか迷ったあげく。

「それ頭かじられてるよ」

と言った私に、真っ赤に充血した目で

彼ははっきりと私にこう言った

「生殖機能は奪われていない」

これで解りました。

彼らの見ていたのは、今目の前にあるデイスカスの将来の姿に加え

2世代目までも見ていたのである。

目の前のデスカスの中に秘められたDNA,

その血統に流れる血を求めていたのである。

集合クリペア.JPG

なんかこの連中、吸血鬼みたいなやつだなーという印象は

汚いデイスカスよりもさらに強烈な記憶として私の中に残っている。

さらに続く…

 

CHIHIRO YAMAMOTO
--------------------------------------
WB SABBY LTD.
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北岸アレンカー”CUIPEUA”クイペウア(クリペア)をあさる

外国人(実はこの世界では結構な有名人)

コワいですね~!!

それは、この”CUIPEUA"の価値を十二分に

知っているからこそなのでしょう。

実際に、W.B.SABBYの北岸アレンカー

”CUIPEUA”クイペウア(クリペア)を

肉眼でみた方々は、入荷時からしばらくしてから発色してくる

その色彩の美しさに、驚きの声を上がられます。

この美しさを後の世代に残したいと

ディスカスのブリーディングを触られた方なら

誰でも考える事ではないでしょうかね?

では、次回の『”CUIPEUA"クイペウア(クリペア)の本当のお話』に

是非是非ご期待ください!!

という訳で、本日はこれにて終了です!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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”CUIPEUA"クイペウア(クリペア)の本当のお話。 [産地別ディスカス講座]

 

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!

さて、今回はワイルドディスカスのうち

特別なインボイスである”CUIPEUA"クイペウア(クリペア)のお話です。

W.B.SABBYの山本さんから貴重な原稿をいただきました。

ワイルドシーズンに必ず巷で出回る”クリペア”

意外と知られていないその真実に迫ります。

今回の原稿を読んだあと

きっとW.B.SABBYが採集したものではない

”クリペア”を所有の方々は、きっと

「という事は、うちのクリペアって何なんだ?」と思われるかもしれません。

実際に私、店長タケオもそういう謎のクリペアに接した経験があるので

その魚が一体何なのか?ハッキリ言ってわかります。

しかし、今回のお話はそういう

物の真偽を論じるだけのくだらないものではなく

あくまでも真実の”CUIPEUA"クイペウア(クリペア)を

知っていただくためのもので

今後、ワイルドディスカスと接していかれるであろう

ワイルドディスカスファンの方々に少しでも

今後のワイルドディカス、特に

北岸アレンカーの美しいアレンカーディスカスとの付き合いに

少しでも役に立てばという、店長タケオの願いを込め

W.B.SABBYの山本さん依頼した原稿です。

是非ご覧になってください。

※デジカメ黎明期の画素数が少ない小さな写真も掲載しております。

見にくいかもしれませんが、ご了承下さい。


        産地別デイスカス
CuipeuaとBlue Mountain Coffee

「クイペウアのデイスカスはブルーマウンテンコーヒーのようだ。」
とは先輩がクイペアについて良く言っていた口癖で
最初は意味か良く解らなかった。

最高級と言う意味で使っているのかなと思っていたがそうではないようだ。
よくよく意味を聞いてみると
「生産量よりも供給量が多い」との事

ブルーマウンテンコーヒーの出荷量はなぜか必ず現地の生産量を上回っているらしい。
アレンカーCuipeuaデイスカスは採集禁止になった年も何故か出回っているし
少量しか採集出来なかった年も、通年通り出回っている
これは近年に始まった事ではなく昔からの現象であるようだ。
そのことにとやかく目くじらをたてるつもりもない。

でもそれは、何故なのか?
ネームバリューにあやかると言う事なのであろうが
と言う事はこのクイペウアで採集されるデイスカスはそれほどポテンシャルが
あると言う事なのか?

これらか何本かにわけて、私が自分で見たクイペウア村で採集された
デイスカスの印象を書いていきたいと思っている。

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産地別デイスカス
はじめて見たアレンカー クイペウアデイスカス

私が初めてアレンカーのクイペウア村に入ってその現地のデイスカスを見たのは
1999年 WB SABBYが企画したワイルドデイスカスツアーだった。

もちろんそれ以前にも、物体としてのアレンカー産のデイスカスは見た事はあり
アレンカー産のデイスカスは赤の綺麗なデイスカスだなーと言う様な印象しかなく
デイスカスはアレンカーだけではない。例えばニャムンダのレッド系デイスカスなんか
その全体的な容姿から全く同等、もしくはそれ以上のデイスカスだと思っていた。
だから、何故そのツアーに参加したメンバーが口をそろえて子供のごとく
「クイペウアに行きたい」と言うのか理解できなかった。

クリペア01.jpg草原クリペア.jpg
当時私が聞いて知っている情報ではクイペウア湖の水はお汁粉色で
濁っており、潜っても魚は見れない。さらにピラニアが大発生する事で知られている
湖で危ない。危険だ。
周りには日陰になるような森はなく、ホテイアオイの様な浮草が浮かんでいる湖
で、暑い。とアマゾンではあまり行きたくないような条件の多い環境で
正直あまり気乗りしなかった。

むしろ透明な小川がサラサラとジャングル内を流れるアレンカー南岸
で実祭に泳いでいるデイスカスを見ると言うアトラクションの方がよっぽど魅力的に思えた。
しかしながら彼らはオウムのように「クイペウア」と繰り返す。
仕方なしに同行したが
実際のクイペウア村は私が想像したのよりはるかにひどい村であった。

アレンカー南岸街道.jpgアレンカー南岸街道B.jpg
まず村についても採集はさせてもらえない。
村会議と言う物があって、そこで議論が交わされ、そして村人の多数決で
漁を行うのかそうでないのかが決定されるようなのだが
村人は6人しか集まらなかった。
そして議論も交わされなかった。
村の木のベンチに村人と向かい合って座り、なにかその事について話し合うでもなく
永遠と時間だけが過ぎ去る。2時間ぐらいたったであろうか
ようやく村人の一人が立ち上がり
「では、そろそろやろうか?」って言っただけなのである
これが漁をするという合図で、駄目なときは
「やっぱり漁はしません」と言うだけであるそうだ
注:今は村人が多く集まって正式に会議をしている

猫会議01.jpg

なんか、物凄く単純なのであるが、この村人達に漁を承諾させるのは
物凄く難しい作業であるのだ。
会議に出てこない。基本は外者の入村を嫌う。
と言う人たちを説得するのがクイペウア村からデイスカスを持ち出す
一番難しい作業と言われている。
そしてそれは今も変わらない。
これがクイペウアデイスカスは有名であるにもかかわらず。
この湖からデイスカスが出ない理由である。

ねこ達.jpgねこ達02.jpg

で、村長が号令をかけると村から漁師が20名ほどぞろぞろ出てきて
漁がやっと始まるわけである。

で、その確保されたデイスカスを見て私は驚いた。

IMG_0132.jpgIMG_0134.jpg


全身真っ黒で、お世辞にも綺麗とは程遠いデイスカスが採集されたからである。

続く

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これは・・・面白い。

次回原稿が待ち遠しいですね!

というわけで、本日はこれにて終了です!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


 

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美個体の宝庫ニャムンダ、その真実に迫る!続編 [産地別ディスカス講座]

2013/14年シーズン 1、ニャムンダ

1-2ニャムンダのディスカス

前回のレポートでもふれたように、
ニャムンダのディスカスはバリエーションが豊富です。
大きく分けて二つ、赤いディスカスとヘッケルディスカスです。
ニャムンダ湖からはレッド系のディスカスが採集されます。
より大型になるレッド系のディスカスには
ロイヤルディスカスはもちろんのこと、
レッドやソリッドレッド、ヘッケルクロス、センターバーディスカスです。
またアルトニャムンダからはブルーのきれいなコバルトヘッケルディスカスと
ブリリアントヘッケルディスカス、
コバルトヘッケルのバリエーションのフルカバータイプ
(ここ数年はこの種類が大変人気がありますね)、
そしてロイヤルヘッケルが見られます。
このようにニャムンダでは
これらのディスカスを追いかけることができます。

今季もニャムンダ湖の採集に同行してきました。
採集ポイントは湖に存在する岩場で、
その中でも一番大きなポイントに行きました。
今シーズンはアマゾン全域で水のひきが悪いうえ、
12月には雨も降り出しもう雨季なの?というコンディションで、
昨シーズンに比べ岩場のかなりの部分が水にしずんでいます。
漁師もこれだけ水の多い年は珍しい、
またもうディスカスが産卵のために
散りだしているようだ、とも。
こう湖の水が多く、また漁師の話しぶりなどをきいていると
「まだ魚はこのポイントにいるのか?散ってしまったのではないか?」と
不安になってきます。
なんだったら見てみる?と
漁師がいうので昼に潜ってみました。

IMG_7814.jpg

ディスカスは20-30匹の群れが水深2m前後のところで
ゆっくり移動しているのが見られました。
ここニャムンダの漁師は
夜に懐中電灯と手網を持って素潜りで
ディスカスを1匹1匹掬うという採集方法ですから夜を待ちます。

IMG_7809.jpg

夜、採集を開始すると
結構いい調子で漁師たちはディスカスたちを採集してくる。
彼らは懐中電灯という小さな灯りの中で
ディスカスの目の色や大きさを見て
採集するという技も持っている。
今季のディスカスは昨シーズンに比べると
大きなサイズのものが多い。
フォームそしてレベル、バリエーションも悪くない。
うっすらピンクに色ずくレッド、ラインが
がっつり入ったロイヤルなどなど。

IMG_7794.jpgIMG_7798.jpg

 翌朝どこでどう連絡をとっていたのか、
彼らの漁師仲間がアルトニャムンダから我々の採集現場へ、
バスケットにヘッケル系のディスカスを満載して到着。
ブリリアントヘッケルディスカス、コバルトヘッケルディスカス、
コバルトヘッケルディスカス・フルカバータイプ、
ロイヤルヘッケルタイプがみられます。

150ヶを超えるバスケット一つ一つチェックする。
全身水と汗でずぶぬれになり、
船の中のあ小さく限られたスペースで
バスケットをあっちこっち移動しながら選別する。
つかれるがこういう時間は好きかもしれない。

IMG_7821.jpg

ニャムンダはディスカスでは長い歴史があり
またバリエーションも多い、良いディスカスの産地だと自分は思います。
 


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美個体の宝庫ニャムンダ、その真実に迫る! [産地別ディスカス講座]

アクアとペットをこよなく愛する皆様。

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます!

本年も何卒よろしくお願いいたします。

店長タケオも、正に暦通り?のお休みをいただき

元気満点でございます。

この新しい年、2015年もハッスル!ハッスル!!←古い)で

行ってみたいと思っております。

ウソ&偽りなく正直さを大事しながら

すべてのお客様に分け隔てなく

熱帯魚の楽しさをお伝えできるように頑張りますね!!

では、本年一発目のお魚トーク。

今回は、W.B.SABBYの鴨志田さんから

頂いたニャムンダに関するレポートを

いただいておりますので

そちらをご紹介したいと思います!

ではご覧ください!


2013/14年シーズン 1、ニャムンダ

 

W.B.Sabbyの鴨志田です。
2013/14年シーズンはアマゾンに137日間(4か月半)滞在しました。
サンタレンを中心にアレン・カー域のあちこちに行き、
ニャムンダまで足を延ばしました。
これらすべての自分が地元の人たちとの交流などもふくめ
それぞれのロケーションの
出来事を書いていきたいと思います。

1ニャムンダと私

昨シーズン(2012/13年)の締めはニャムンダ、
そして今シーズン(2013/14)も最後はニャムンダへ向かいました。
なぜWbsabby得意のアレンカーだけはでなくニャムンダへ行くのか?
ニャムンダにはマナウスからもベレンからも飛行機が飛んでいないので
とても不便なのです。船で何日もかかるのです。
それでも行くのには私個人のこだわりがあります。

IMG_6114.jpg

いまでは知る人も少ないですが、
WBSABBYの前に・K2という会社に在籍していて
そこで数年仕事をしました。K2はWbsabbyの兄弟会社でした。
K2の主力の商品はディスカスでWBSABBYと同様に
高級ディスカスをあつかっていました。
当時のマナウスではめずらしく、
安いものを大量に売るということはせず高級志向でした。

一般の熱帯魚にも言えることですが、
ディスカスは特にいいものを得るためには
どうしても自分で現地に行き選ぶしか方法はないのです。
K2時代には山本さんがニャムンダを担当し繰り返し
マナウスから船でニャムンダにいきました。
私は受け手としてK2の温室で山本さんが送ってくる
ニャムンダを待っていて、そのよしあしに一喜一憂していました。
そのころ私はまだ30才そこそこで若かったこともあるでしょうが
ニャムンダにはそんな個人的な思い入れがあるのです。

IMG_6031.jpg

また、当時のK2があつかっていた数ある産地のディスカスのなかでもっとも
人気があったのがニャムンダディスカスでした。
私は当時どこのディスカスがK2のなかで一番人気があるか
(売れた金額が一番多かったかーということです)季末に調べたことがあります。
私や山本さんの予想に反してニャムンダがもっとも売れていました。
そのころのK2やWbsabbyの人たちは漠然とK2ではテフェグリーンが
一番人気だろうと思い込んでいたはずです。
実際に調べてみるとニャムンダが一番売れていました。
もちろんテフェグリーンも人気がありましたがニャムンダのほうが
よく売れていました。それには、理由があったとおもいます。

IMG_0667.jpg

まず、ディスカスが美しいことでしょう。
そうでなければディスカスは絶対に売れません。
そしてサイズが大きめなこと
山本さんが別の記事に書いているように確かにジャタプとソロモンは大きい。
多分一般に知らているディスカスのなかでは一番大きいでしょう。
でもニャムンダも決して小さくない、むしろ大きい方です。

そしてそして、赤の色は、私にはジャタプやクイペアよりむしろ
華やかな赤に見えました。K2の水槽で見るニャムンダは当時
打ち合わせで出張したときにWBSABBYで見るアレンカーのイナヌ 
イテルビナ クリククアラ ジャタプ そしてクイペアなどより
美しい赤に私には見えました
すくなくとも会社の管理水槽のなかではそう見えましたー
仕上がるのがアレンカーのレッドより早いからかもしれません
どうでしょうか?

IMG_6026.jpg

そしてニャムンダ水系には、鮮やかな青のヘッケル、並のロイヤル
よりも美しいかもしれないロイヤルヘッケル(変な命名ですがK2で命名しました)
そしてソリッドレッド、正真正銘のロイヤルとそのヴァリエーションが
テフェもアレンカーも及ばない豊富さがあるんです。
(続く)
==


アレンカーディスカスに負けない魅力をもつニャムンダ産のディスカス。

その中でも厳しくセレクトされた”上物のニャムンダ”の魅力は

相当なものです。

実は店長タケオ、K2時代のニャムンダを所有したことがございます。

それがこちら・・・

IMGP9821_edited-1a.jpg

ニャムンダ”ロイヤルヘッケル”(センターバンド無し)です。本当に美しい魚でした。

私はこの魚を”ヤム様”と名付けて大切に飼育しましたよ!

そして

DSC_3589a.jpg

ニャムンダレッド。

しりビレ縁側の赤に注目。

単に赤さだけで考えれば

北岸アレンカーの華やかな赤さに比べ、黄色味の少ない

ブラッドレッドに近い完熟したトマトレッド的な強い赤色を発色するのが

ニャムンダだと言えそうです。

ご覧の通りセレクトされたニャムンダは

とんでもないポテンシャルを持つディスカスである事が

お分かりなると思います。

そんなセレクトのモノのニャムンダが?

さらにK2時代からニャムンダに強いに思い入れのある

”鴨志田さんのセレクトもの”が・・・?

当店に・・・・?

くるかも?くるかも??くるかも~~~??です。

では、本日はこれにて終了!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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