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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №4 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんにちは!

早速チャオチャオのワイルドディスカスレポート№4 行ってみましょう!

いよいよ今回のレポートは一部に

熱狂的なファンをもつストライプ系ワイルドディスカスを含むエリアのお話ですね!

ワイルドディスカスファンの中には、この手の魚の

頭から尾に向けて美しく流れるホリゾンタルラインに惚れて

日々ウットリされている方も少なくありません。

では、その美しいラインを持つワイルドディスカス達の特性や傾向について

今回もまたブラジル在住のシッパー兼漁師様に語っていただきましょう!

よろしくお願いします!


ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
3.ワイルドディスカス産地別のバリエーション
ストライプ ディスカス
まずはこの地域に生息するデイスカスのおさらいから

グループ2 ストライプ系模様のデイスカスが住んでいる地域

                          トロンベッタス川――↓
         ネグロ川――――――――↓   ニャムンダ川――↓  ↓
  ピオリニ川―――――――↓      ↓   ウワトマン川↓ ↓  ↓
アマゾン川 ――→コアリ―アマゾン川→マナウス→アマゾン川――――――サンタレン
  ウルク川、コアリ川↑   ↑ マナカプル↑    ↑         ↑
プルース川――――――――――↑           ↑         ↑
             マデイラ川―――――――――↑         ↑
                            タパジョス川―――↑

ストライプパターンの表現のデイスカスの生息地は広域な為同じストライプ表現と言ってもアマゾン川に対して上流側、中流域、下流側でそのストライプの現れ方が大きく異なってきます。
また同じストライプ表現の中でヘッケルバンド(中央のバーチカルラインが太い物)を持つデイスカスもこのストライプ表現のデイスカスの地域に属しています。
謎のヘッケルバンドを持つデイスカスについては別項で説明するとして、ここではヘッケルバンドを持つデイスカスも含めストライプ表現のデイスカスと理解してください。
さて、ストライプ表現のデイスカスは生息地域内アマゾン川の上流側に行くほど太バンドのホリゾンタルライン、中流域は細めのホリゾンタルライン、下流側に行くほどチリメン状に途切れるような表現のデイスカスが多い傾向になります。
これは何故なのか?という事に思いを巡らせているうちに、デイスカスの世界にどっぷり
はまり込んでしまう事になるのでご注意を。
さて、このストライプ表現のデイスカスも、他のグループ同様、各支流の上流に行けばいくほどその表現形質は安定し、支流下流域アマゾン川と合流する河口近くになるほど
その表現型にバラつきが出る傾向が強くなります。
では写真を見ながらそのバリエーションを見て行きましょう。

写真01 プルース水系上流
ジャリに代表されるように上流域は型が良い。ストライプ表現は太バンドだが
全身にストライプ表現が出るようなタイプは上流域にはほとんどいない。
DSC_8249a.jpg

写真02 プルース水系下流
典型的なストライプ表現太バンドタイプ


名称未設定 1のコピー.jpg

ネグロ川下流プラケコアラのデイスカス
実は、ヘッケルバンドがありません。ネグロ川の河口アマゾン川との合流地域は
ヘッケルバンドを持たないデイスカスが生息しているというのはほとんど知られていない。

写真03 マナカプル
有名なマナカプルデイスカスも実はネグロ川とアマゾン川の合流域のデイスカスだったりします


名称未設定 2のコピー.jpg 


写真04.05ウワトマン


名称未設定 3のコピー.jpg名称未設定 4のコピー.jpg 

写真06,07、08 マデイラ水系デイスカス


名称未設定 5のコピー.jpg名称未設定 6のコピー.jpg名称未設定 7のコピー.jpg 
 


写真 09 10 ニャムンダデイスカス
名称未設定 8のコピー.jpg名称未設定 9のコピー.jpg 


写真でざっと見てきましたが、大体感じが解ってもらえたでしょうか?
このストライプ表現のデイスカスが生息する地域に注ぎ込む各支流
の上流に行くほど表現型は安定し、最終的にはどれをとっても皆同じみたいな
金太郎飴的安定性を見せるのです。

ネグロ川やマデイラ川のある支流、ウワトマン川やニャムンダ川などは上流に上がれば上がるほど こんなデイスカスになってしまうのですねー。


名称未設定 10のコピー.jpg 

面白いですね。
では次回からは、スポット表現とストライプ表現、ソリッド表現と言う
3代表現型の交わる境界線に生息するデイスカスについて見て行きましょう。


 

皆さん、いかがでしたか?

色々なストライプ系ワイルドディスカス

そして混在する部分ストライプのワイルドディスカスが初回されていましたね!

よくフルロイヤル、フルラインと言われてる人気の高く高価な価格で販売されている

ワイルドディスカスがおりますが、その個体たちは、今回紹介されたエリアで

採取されるワイルドディスカスの一部なのですね!う~む、納得!

そして次回からは、さらにワイルドディスカスのディープな部分へと

話が進んで行きそうです。ますます目が離せませんね!

では是非次回記事にご期待くださいね!


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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №3 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様

新年明けましておめでとうございます!

本年も何卒よろしくお願いいたします!!

早速ですが、本年一発目のチャオチャオ・ワイルドディスカスレポートのアップです!

新年気分がまだ抜けない皆様に、思い切りワイルドディスカスモードへと

頭をスイッチしていただきますよ~!

今回はワイルドディスカスの中でも、体やヒレにスポット表現を持つディスカスのお話です。

代表的な種でありながら

最近はあまり語られていないタイプのワイルドディスカスですから

ワイルドディスカス初心者のみならず

ワイルドディスカスファンの方、必読の内容となっております。

では日本人漁師さん、よろしくお願いいたします!


 

                ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
 

3.ワイルドディスカス産地別のバリエーション
スポッティド ディスカス

では、今回よりデイスカスの産地別バリエーションを
写真を見ながら見ていきましょう。
スポット系の表現パターンを持つデイスカスと言っても
川が変われば、雰囲気が変わる、同じ川でもデイスカスのファミリ―別に
特徴があったりします。美人揃いのファミリーとか中にはそうでないファミリーも
いたりします。同じ川のデイスカスでも上流域と下流域では雰囲気が変わります。
私見ですが、デイスカスは上流域になればなるほど体型が良くなる傾向があるように
思います。表現パターンはそのファミリー(集団)によってマチマチで
同じファミリー集団のデイスカスは表現系も皆良く似ています。
お父さんそっくりとか、おじさんそっくりみたいなものです。
パパが男前、ママが美人揃いの集団のデイスカスは
皆そこそこ美しいと言うことがいえます。
問題は船の上から見てるだけでは何処に美人ファミリーが住んでいるのかわかない事です。

ではスポット系デイスカスの生息地のおさらいから行きましょう。

グループ1.スポット系模様のデイスカスが住んでいる地域

ジャプラ川―――――― ↓
イサ川―――↓     ↓       
アマゾン川→―――――――  テフェ ―――アマゾン川――――――
ジュタイ川―――↑ ↑  テフェ川↑
ジュルア川―――――↑


ではまずはジュルア川のデイスカスから
アマゾン川をはさんで南岸側に流れる川です
写真では解りにくいかもしれませんがジュルア川のデイスカスは
薄いパウダーブルー状の色合いの個体が多い気がします
鱗に入るスポットは赤というよりオレンジ色に入ります。
ジュルアには昔ものすごくスポットの入るグループがいたのですが
そのグル―プは何処に行ってしまったのか最近目にしなくなりました。

1.jpg 

スポット系表現パターンを持つデイスカスと言うと
その地域にいるすべてのデイスカスにスポット模様が入っていると思われる人も多いと思いますが、採集された90%近くのデイスカスは体表にスポット模様がほとんどありません。体表に申し訳程度に10ケぐらいまばらにスポットが入っているのが
ほとんどであります。
では、このようなスポットなしの表現のデイスカスの何処がスポット表現なのだ?
と怒る人もいると思います。答えは尻鰭にあります。ここにスポットが現れます。

2.jpg 

次はジュタイ川のデイスカスを見てみましょう。
こちらもアマゾン川の南岸側に流れる川です。
この川は環境保護のため今現在は熱帯魚採集は禁止になっています
上空から見たジュタイ川です。
アマゾンの森林の中をクネクネと曲がって流れています。
3.jpg

地上に降りて船からジュタイ川をみればこんな感じになります 

4.jpg

デイスカスの住処です。
大抵はこのような倒木の下にファミリーベースで生活しています
ファミリーの数はこのぐらいの倒木だと200匹ぐらいでしょうか

5.jpg 

ジュタイ川のデイスカスです以下3枚同じファミリーのデイスカスです。

6.jpg 
7.jpg 

おじさんでしょうか?ヒレはピラニアなどにかじられ、過酷な状況を生き抜いてきている
野生の迫力があります。ワイルドデイスカスは養殖ものにない野生の迫力が魅力です。


8.jpg

次はイサ川のデイスカスを見てみましょうアマゾンをはさんで北岸側に流れる川です
個人的には私はスポット系の表現型デイスカスで最も好きなタイプです
スポットはやはり赤と言うよりオレンジっぽい色です
この川のデイスカスの青の体色を見てください
非常に特色ある青色に、最初すごく驚きました。残念ながらこの体色そのものを水槽で維持することができず、このデイスカスの良さを紹介しきれなかったという悔いの残る産地のデイスカスです
この川もアマゾン川との合流地点に近い下流域になると同じ川でも
全く雰囲気の異なるデイスカスになります。
イサ上流域のデイスカス5枚
9.jpg10.jpg11.jpg12.jpg13.jpg 

イサ下流域のデイスカス


14.jpg15.jpg16.jpg

鱗に乗るオレンジ色のスポットの拡大17.jpg
 

では最後は最も知られておりかつ人気のあるTEFE
かつては多くのデイスカス漁師がこのTEFEで採集していたが
近年TEFE 以外の漁師の採集禁止TEFE川での熱帯魚採集が禁止になり、
地元漁師であっても湖の一部でしかデイスカスの採集が認められないように
なったため、入荷量が激減している。現在地元の3名の漁師しか漁をしていない状況です。

町から見たTEFE湖
18.jpg 

湖側から見たTEFEの町
19.jpg 

湖の真ん中で、湖のデイスカスは湖の周りの森林のある部分の倒木の下などに
住んでいます。
20.jpg 

こんな感じの所

21.jpg 
網を上げると、いますね。

22.jpg 

漁師は採集したデイスカスを生簀に入れて1週間ほど休ませます。
デイスカスがたまれば、出荷の為に生簀のデイスカスを取り上げます。23.jpg
 

スポット表現が強い個体や

24.jpg 

ちょいと変わったスポットが流れるような表現個体や

25.jpg 

何と表現したらいいのか難しい表現パターンや

26.jpg 

赤いスポットでなく、黄色い地肌がスポット上に抜けているような個体や

27.jpg 


スポット表現は少ないが美しい体型のデイスカスなどがいるのです。28.jpg

どうでしょう、こうして写真で見比べてみると、河川河川でそれぞれ、
少しデイスカスの持つ雰囲気が異なるのが解ると思います。
同じ川でも、各ファミリーグループで表現が変わる。
上流に行くほど安定形質で体型が良くなる。
でもこれらの地域全般的にはスポット系の表現パターンデイスカスが
住んでいる。という事で終わっておきましょう。

今これ以上深追いしてそれは何故なのだ?何故なのだ?
と考えだすと面白いのですが、迷宮に入り込み混乱してしまうので
それら何故なのだ?シリーズは別の機会があれば紹介いたします。


皆さん、いかがでしたでしょうか?

思わず、スポットテッド・ワイルドディスカスの世界に引き込まれるようなお話しでしたでしょう?

個体写真、現地写真ともに豊富でしたので、生息地域の違うスポッテッド・ワイルドディスカスの

表現の違いや、またその現地の様子が本当に分かりやすく紹介されていましたよね!

こちらで紹介されたスポッテッド・ワイルドディスカスは、そのバリエーションの一部なのでしょうが

彼らの魅力的な姿に皆様も、興奮を覚えたことでしょう。

私も素敵なスポテッドワイルドディスカスを店頭に泳がせたくなりました(笑)

では、今回の記事はこれにて。

また次回のワイルドディスカスレポートに是非ご期待くださいませ!


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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №2 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様こんばんは!

いきなり前回から大きな反響を頂きました

『チャオチャオのディスカスレポート』ですが

今回もアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師兼シッパーさんからの

ワイルドディスカスにまつわるエキサイティング!なお話を公開させていただきます。

前回は、ワイルドディスカスのカテゴリー・ヘッケル、グリーン、ブルー、ブラウンという

4カテゴリー自体が、ディスカスファンにとってワイルドディスカスを分かりにくくしているという

大胆なお話が飛び出しておりました。

今回は、もっと楽しく簡単にディスカスの種類が分かるロケーションによる

ディスカスの種類の違いについて、またディスカスの表現別生息ロケーションについてのお話

公開させていただきます!

では漁師さん!よろしく願いいたします!(笑)


ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語る
ワイルドディスカスの基礎知識―
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↑ サルでもわかる!ワイルドディスカスの種類

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これかアマゾンの川とその流域の地図です。
良く見てくださいすべてつながっていますね。
このアマゾン川の流域ほぼすべてにデイスカスは生息しております。
アマゾン川の長さは7000km
アマゾン川につながる支流の長さを数えたら5万kmになります。
日本北海道から沖縄まで3000キロなので支流の長さは日本列島の37倍強です。
日本でも沖縄の人と、北海道にいる人は雰囲気も、言葉も異なりますね。
その37倍の地域に住んでいるデイスカスも当然雰囲気が異なっています。

各地域地域にそれぞれの独特の模様があります。
ただ、比較的近い地域には、それぞれ模様パターンがかなり似ているという事が言えます。
アマゾンの場合この良く似た模様パターンを持つグループが
大まかにまとめると3つのぐらいになるのでは?
というように思えます。スポット系、ライン系、ソリッド系(ラインなし)
この3パターンが大筋です。
その3つの大グループの重なりあう地域を境界線に生息するデイスカスと呼ぶ事にします。
この境界線地域のデイスカスが面白い表現系をみせてくれるのですが、逆に我々に混乱をもたらしてくれる地域のデイスカスとも言えると思います。
この境界線に生息するデイスカスのパターンを理解出来れば、
デイスカスの模様パターンが一気に明快になってくるのです。
3つほどあります。では行きましょう。


グループ1.スポット系模様のデイスカスが住んでいる地域

ジャプラ川―――――― ↓
イサ川―――↓     ↓       
アマゾン川→―――――――  テフェ ―――アマゾン川――――――
ジュタイ川―――↑ ↑  テフェ川↑
ジュルア川―――――↑


グループ2 ストライプ系模様のデイスカスが住んでいる地域

                          トロンベッタス川――↓
         ネグロ川――――――――↓   ニャムンダ川――↓  ↓
  ピオリニ川―――――――↓      ↓   ウワトマン川↓ ↓  ↓
アマゾン川 ――→コアリ―アマゾン川→マナウス→アマゾン川――――――サンタレン
  ウルク川、コアリ川↑   ↑ マナカプル↑    ↑         ↑
プルース川――――――――――↑           ↑         ↑
             マデイラ川―――――――――↑         ↑
                            タパジョス川―――↑


グループ3 ラインなしソリッド系デイスカスが住んでいる地域


           ジャリ川――↓
         パル―川―↓  ↓
サンタレン―――アマゾン川―――湿地帯――カメタ――巨大中州――ベレン――海
シングー川―――↑   ↑
         トカンチンス川―――――↑

グループ4境界線に住むデイスカス スポット系とストライプ系の中間

コペア水路――ピオリニ――――↓
ウルムトン川―アマナ湖―↓              ↓
テフェから→アマゾン川―――無数の湿地帯パナミン島の湖―――――――→コアリまで
    無名の小さい川湖―↑      無名の小さい川湖―↑

グループ5境界線に住むデイスカス 謎のヘッケルバンドを持つデイスカス


        トロンベッタス川――↓
ネグロ川―↓ ニャムンダ川――↓  ↓
     ↓ ウワトマン川↓ ↓  ↓
マナウスから―――――――→アマゾン川――――――→サンタレンまで
  マデイラ川――――↑ 
マリマリ川―↑ ↑ ↑
アバカシス川――↑ ↑       
スクンドリ川――――↑
                            

グループ6境界線に住むデイスカス 謎のレッドデイスカス (ストライプとソリッド)

クルア、ナザレ、パラカリ
クリペア、クリカカ、ジャラキ―↓
        アレンカー北岸―――↓         マイクル川↓
オビドスから―アマゾン川湿地無数の湖―サンタレン―湿地帯―モンチアレグレまで
  ↑ ラーゴグランジ島アレンカー南岸―↑ ↑   ↑
↑  イナヌ、カラナンザル↑  マイカ湖↑   ↑
↑ イテルビナ、タライーラ↑   クルアウ―ナ川↑
アレンカー西岸
ジャタプ↑
フェリース↑

という様な感じです
上記はデイスカスの模様パターンが似た者同士を無理やり地域別にグループ分け
ただけの話で、要は上記すべての河川、湖 ここに乗せらせなかった無数の河川に
それぞれ固有の表現型をもったデイスカスが住んでいるという事です。
デイスカスは1種類と考えその表現パターンはそれぞれの河川が決定するというように
理解すれば、デイスカスの模様パターンが理解しやすいと思います。
次回からは個別の地域地域のデイスカスを写真を見ながら解説していきましょう。


う~むアマゾンの川のつながりを川の名前と矢印で表現されているのが

非常に面白く、また分かりやすいですね!

ほほぉ~あの川がこの川に合流してそしてこの川と一緒になって・・・という感じで

見入ってしまいました!

さて次回からは、グッと具体的な話になるようですよ!

現地の興味深い写真(サルの写真ではない!)やディスカスの個体写真も

出てまいります!是非ご期待ください!

それではみなさん良いクリスマスを!!

DSC_7232a.jpg

メリークリスマス♪♪ (西東京スカイタワーのクリスマスイルミネーションです。)


↓ 新しいディスカスブログがスタートしました!

ヒロ’s Amazonian JewelBox



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チャオチャオのワイルドディスカスレポート開始! [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは~!

当店の大定番シリーズいかがでしたでしょうか?お役に立ちましたか?

昨今ディスカス専門の書籍が出版されないので

ディスカス飼育の基本的情報も全国のディスカスファンは

知ることが出来なくなっておりますね。

そんな方々に少しでもお役に立てるように

『当店の大定番』を公開させていただきました。

では、次を何をお話しましょうか?

そう!今の季節は勿論ワイルドシーズンですね。

多くのワイルドディスカスが日本に輸入されてきておりますが

果たして初心者、あるいは初心者+αの方々は、店頭、あるいはネット上で

公開されているワイルドディスカスの品種名だけ見て

そのワイルドディスカスが

何なのかわかってご覧になったり、購入されているのでしょうか?

実際には当店の店頭でもグリーンディスカスと

ブルーディスカスの違いについて

よくお客様から訊ねられる話で

(毎年この手の質問はどのショップでも聞かれる内容でしょう。)

ご説明させていただいているのですが、では、近くにショップがないお客様はどうしているのだろうか?と本当に思っていたわけです。

きっと基本的な知識がないせいで

情報に踊らされたり、嘘を信じてしまったりしてないだろうか?

このことに関して、私は非常に憂いでおりました。

とにかく基本的なワイルドディスカスの情報を皆様に伝えられないないものか?

そのような想いを本年からお付き合いを開始した

アマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師件シッパーさん

お話しした所、そのシッパーさんが現地ブラジル・シッパーの見地から

ワイルドディスカスの基本を説明させていただきましょう!という

嬉しい話を頂く事になりました!

まぁ、ワイルドディスカスの話を日本にへばりついている私なんぞが

伝え聞きの事を偉そうに話すより

シッパーさんからの直接のお話の方が

日本のディスカスファンがもっと興味を持ってもらえるだろうし

もっとワイルドディスカスを好きになってくれるだろう!とも私は思いますし

シッパーさんも日本で、ワイルドディスカスマニアさんが

増えてくれれば・・・ウッホ♪と嬉しいでしょうからね!

では早速ですが、今回は、現地シッパーさんから

ワイルドディスカスの種類(カテゴリー)についての

お話しを頂きましたので、こちらで公開したいと思います。



1..ワイルドデイスカスの種類とは?

ワイルド デイスカスっていったい何種いるの?の質問に正確に答えられる人は
いるのだろうか?
この魚、今現在も生物学的にも色々ともめていまして
学名が統一されるとかされないとかの噂話もあるそうです。
最近ではDNA鑑定からの種類分けを試みているグループもあり
私も彼らの研究にデイスカスのサンプルを提供させてもらった事もあります。
要するに学者さんも良く分かっていないというか、いろいろな派閥とか既定の問題で
なかなか前進しないのが実態だったりするようです
デイスカス論議で良く問題になっているのが 1959年に命名された
Symphysodon Discus Tarzoo"という名ですが、これは学術的に有効か無効か
という論議に良く出されている為、結構有名だったりします。


名称未設定 1.jpg

さて今、生物学的に一般視されているのが以下の2種で
この学名から派生した呼び名が我々趣味のアクアリストに混乱を招いていると
私は日頃思ったりしているわけです。

1. Symphysodon discus
1840 Heckel ヘッケルデイスカスと呼ばれています。

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2-1 Symphysodon. aequifasciata aequifasciata
1904 Pellegrin,  グリーンデイスカスと呼ばれています

名称未設定3.jpg

2-2  Symphysodon aequifasciata. axelrodi
1960 Schultz  ブラウンデイスカスと呼ばれています

DSC_5892.jpg

2-3  Symphysodon. aequifasciata. Harardi
1960  Schultz ブルーデイスカスと呼ばれています。


名称未設定 5.jpg 
学名はともかく
この学名から派生してしまった通称名のカテゴリー
ヘッケル、ブルー、ブラウン、グリーンの呼び名での分け方が
混乱を招くわけです。
というのはグリーンデイスカスと呼ばれるデイスカスをアマゾンの現場で見てみても
緑色には見えないからです。ブルーデイスカスという響きから私の想像するデイスカスと
現物は違いすぎる。
私には、グリーンデイスカスも、ブルーデイスカスも、色的には同じような色に見えてしまうのですね。この2種類の違いが良く分からない。
おまけにこのブルーデイスカスにレッドタイプなんていうデイスカスがいるから混乱します。

xxxブルーデイスカスレッドソリッドなんて呼ばれて
ブルーなのかレッドなのか良くわからんという現象がおきてしまうわけです。
例えば↓マウエス産のブルーデイスカス レッドタイプ


名称未設定6.jpg

だから、そういう古い呼び名に捕らわれない方が良いと言いたいのです。
そんなものにとらわれていたらデイスカスは楽しめない。
大体素人の人が入りにくいですね。
間違ったら馬鹿にされるとおもうでしょ。
マニアの人が「このブルーデイスカスのレッドがいいんだねー。」
難しすぎませんか?
はじめての人には全く理解できません。

どうすればもっとデイスカスの種類について簡単に理解できるか?
という事をアマゾンの中でデイスカスを見ながら考えてみました。
で、こういう風に考えればデイスカスはもっとシンプルで解りやすくなるのでは
ないか?という方法を紹介します。
この方法はあくまでも趣味としてのワイルドデイスカスの種類を簡単に理解できる方法ですので、学術的には全く意味がありません。
要は自分が楽しく理解できればと思っています。

デイスカスという丸い魚は基本的に1種類しかいないと考えてみましょう。
デイスカスについている様々な模様は、アマゾンにある各河川が決定する
その地域、地域で昔から住んでいるデイスカスは、近親交配が進むので
皆同じような模様のデイスカスになってくる。
ロケーションが離れるとそこにはそこに昔から住んでいる別のグループのデイスカスが
住んでおりそれらは皆似たような模様を持つが、先のデイスカスとは模様が異なる。
このようにアマゾンでは各ロケーション、ロケーションによって
模様が変わると理解すれば、デイスカスの種類が解りやすくなると思っています。

次回からは具体的に、ロケーションによる違いを説明していきたいと思っています。


おっと~~~!!何だか面白ではありませんか!

次回からロケーション別にワイルドディスカスを語っていただきます!

また新しい内容が上がってきましたら、こちらで公開いたしますので

是非ご期待ください!!

では次回をお楽しみに~。


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