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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №4 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんにちは!

早速チャオチャオのワイルドディスカスレポート№4 行ってみましょう!

いよいよ今回のレポートは一部に

熱狂的なファンをもつストライプ系ワイルドディスカスを含むエリアのお話ですね!

ワイルドディスカスファンの中には、この手の魚の

頭から尾に向けて美しく流れるホリゾンタルラインに惚れて

日々ウットリされている方も少なくありません。

では、その美しいラインを持つワイルドディスカス達の特性や傾向について

今回もまたブラジル在住のシッパー兼漁師様に語っていただきましょう!

よろしくお願いします!


ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
3.ワイルドディスカス産地別のバリエーション
ストライプ ディスカス
まずはこの地域に生息するデイスカスのおさらいから

グループ2 ストライプ系模様のデイスカスが住んでいる地域

                          トロンベッタス川――↓
         ネグロ川――――――――↓   ニャムンダ川――↓  ↓
  ピオリニ川―――――――↓      ↓   ウワトマン川↓ ↓  ↓
アマゾン川 ――→コアリ―アマゾン川→マナウス→アマゾン川――――――サンタレン
  ウルク川、コアリ川↑   ↑ マナカプル↑    ↑         ↑
プルース川――――――――――↑           ↑         ↑
             マデイラ川―――――――――↑         ↑
                            タパジョス川―――↑

ストライプパターンの表現のデイスカスの生息地は広域な為同じストライプ表現と言ってもアマゾン川に対して上流側、中流域、下流側でそのストライプの現れ方が大きく異なってきます。
また同じストライプ表現の中でヘッケルバンド(中央のバーチカルラインが太い物)を持つデイスカスもこのストライプ表現のデイスカスの地域に属しています。
謎のヘッケルバンドを持つデイスカスについては別項で説明するとして、ここではヘッケルバンドを持つデイスカスも含めストライプ表現のデイスカスと理解してください。
さて、ストライプ表現のデイスカスは生息地域内アマゾン川の上流側に行くほど太バンドのホリゾンタルライン、中流域は細めのホリゾンタルライン、下流側に行くほどチリメン状に途切れるような表現のデイスカスが多い傾向になります。
これは何故なのか?という事に思いを巡らせているうちに、デイスカスの世界にどっぷり
はまり込んでしまう事になるのでご注意を。
さて、このストライプ表現のデイスカスも、他のグループ同様、各支流の上流に行けばいくほどその表現形質は安定し、支流下流域アマゾン川と合流する河口近くになるほど
その表現型にバラつきが出る傾向が強くなります。
では写真を見ながらそのバリエーションを見て行きましょう。

写真01 プルース水系上流
ジャリに代表されるように上流域は型が良い。ストライプ表現は太バンドだが
全身にストライプ表現が出るようなタイプは上流域にはほとんどいない。
DSC_8249a.jpg

写真02 プルース水系下流
典型的なストライプ表現太バンドタイプ


名称未設定 1のコピー.jpg

ネグロ川下流プラケコアラのデイスカス
実は、ヘッケルバンドがありません。ネグロ川の河口アマゾン川との合流地域は
ヘッケルバンドを持たないデイスカスが生息しているというのはほとんど知られていない。

写真03 マナカプル
有名なマナカプルデイスカスも実はネグロ川とアマゾン川の合流域のデイスカスだったりします


名称未設定 2のコピー.jpg 


写真04.05ウワトマン


名称未設定 3のコピー.jpg名称未設定 4のコピー.jpg 

写真06,07、08 マデイラ水系デイスカス


名称未設定 5のコピー.jpg名称未設定 6のコピー.jpg名称未設定 7のコピー.jpg 
 


写真 09 10 ニャムンダデイスカス
名称未設定 8のコピー.jpg名称未設定 9のコピー.jpg 


写真でざっと見てきましたが、大体感じが解ってもらえたでしょうか?
このストライプ表現のデイスカスが生息する地域に注ぎ込む各支流
の上流に行くほど表現型は安定し、最終的にはどれをとっても皆同じみたいな
金太郎飴的安定性を見せるのです。

ネグロ川やマデイラ川のある支流、ウワトマン川やニャムンダ川などは上流に上がれば上がるほど こんなデイスカスになってしまうのですねー。


名称未設定 10のコピー.jpg 

面白いですね。
では次回からは、スポット表現とストライプ表現、ソリッド表現と言う
3代表現型の交わる境界線に生息するデイスカスについて見て行きましょう。


 

皆さん、いかがでしたか?

色々なストライプ系ワイルドディスカス

そして混在する部分ストライプのワイルドディスカスが初回されていましたね!

よくフルロイヤル、フルラインと言われてる人気の高く高価な価格で販売されている

ワイルドディスカスがおりますが、その個体たちは、今回紹介されたエリアで

採取されるワイルドディスカスの一部なのですね!う~む、納得!

そして次回からは、さらにワイルドディスカスのディープな部分へと

話が進んで行きそうです。ますます目が離せませんね!

では是非次回記事にご期待くださいね!


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コメント 2

ヒロ

タケオ師匠こんにちわ!
ストライプ系ワイルドディスカス一部の熱狂的ファンの私としては、とても興味深い内容でした!!マナカプルの産地はとても意外でした(゜o゜)
あとはネグロ川にもヘッケルバンドが無い個体が居るというのも!

次回も愉しみにしてますね!(^^)!
by ヒロ (2012-01-29 15:43) 

チャオチャオなタケオ

>ヒロさん
どぉ~~~もぉ!
今回もなかなか興味深い話満載でしたね~
ワイルドディスカスの世界はやはり
多様で面白いです!

次回もお楽しみに!
by チャオチャオなタケオ (2012-01-29 19:21) 

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