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チャオチャオのワイルドディスカスレポート開始! [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは~!

当店の大定番シリーズいかがでしたでしょうか?お役に立ちましたか?

昨今ディスカス専門の書籍が出版されないので

ディスカス飼育の基本的情報も全国のディスカスファンは

知ることが出来なくなっておりますね。

そんな方々に少しでもお役に立てるように

『当店の大定番』を公開させていただきました。

では、次を何をお話しましょうか?

そう!今の季節は勿論ワイルドシーズンですね。

多くのワイルドディスカスが日本に輸入されてきておりますが

果たして初心者、あるいは初心者+αの方々は、店頭、あるいはネット上で

公開されているワイルドディスカスの品種名だけ見て

そのワイルドディスカスが

何なのかわかってご覧になったり、購入されているのでしょうか?

実際には当店の店頭でもグリーンディスカスと

ブルーディスカスの違いについて

よくお客様から訊ねられる話で

(毎年この手の質問はどのショップでも聞かれる内容でしょう。)

ご説明させていただいているのですが、では、近くにショップがないお客様はどうしているのだろうか?と本当に思っていたわけです。

きっと基本的な知識がないせいで

情報に踊らされたり、嘘を信じてしまったりしてないだろうか?

このことに関して、私は非常に憂いでおりました。

とにかく基本的なワイルドディスカスの情報を皆様に伝えられないないものか?

そのような想いを本年からお付き合いを開始した

アマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師件シッパーさん

お話しした所、そのシッパーさんが現地ブラジル・シッパーの見地から

ワイルドディスカスの基本を説明させていただきましょう!という

嬉しい話を頂く事になりました!

まぁ、ワイルドディスカスの話を日本にへばりついている私なんぞが

伝え聞きの事を偉そうに話すより

シッパーさんからの直接のお話の方が

日本のディスカスファンがもっと興味を持ってもらえるだろうし

もっとワイルドディスカスを好きになってくれるだろう!とも私は思いますし

シッパーさんも日本で、ワイルドディスカスマニアさんが

増えてくれれば・・・ウッホ♪と嬉しいでしょうからね!

では早速ですが、今回は、現地シッパーさんから

ワイルドディスカスの種類(カテゴリー)についての

お話しを頂きましたので、こちらで公開したいと思います。



1..ワイルドデイスカスの種類とは?

ワイルド デイスカスっていったい何種いるの?の質問に正確に答えられる人は
いるのだろうか?
この魚、今現在も生物学的にも色々ともめていまして
学名が統一されるとかされないとかの噂話もあるそうです。
最近ではDNA鑑定からの種類分けを試みているグループもあり
私も彼らの研究にデイスカスのサンプルを提供させてもらった事もあります。
要するに学者さんも良く分かっていないというか、いろいろな派閥とか既定の問題で
なかなか前進しないのが実態だったりするようです
デイスカス論議で良く問題になっているのが 1959年に命名された
Symphysodon Discus Tarzoo"という名ですが、これは学術的に有効か無効か
という論議に良く出されている為、結構有名だったりします。


名称未設定 1.jpg

さて今、生物学的に一般視されているのが以下の2種で
この学名から派生した呼び名が我々趣味のアクアリストに混乱を招いていると
私は日頃思ったりしているわけです。

1. Symphysodon discus
1840 Heckel ヘッケルデイスカスと呼ばれています。

名称未設定 2.jpg

2-1 Symphysodon. aequifasciata aequifasciata
1904 Pellegrin,  グリーンデイスカスと呼ばれています

名称未設定3.jpg

2-2  Symphysodon aequifasciata. axelrodi
1960 Schultz  ブラウンデイスカスと呼ばれています

DSC_5892.jpg

2-3  Symphysodon. aequifasciata. Harardi
1960  Schultz ブルーデイスカスと呼ばれています。


名称未設定 5.jpg 
学名はともかく
この学名から派生してしまった通称名のカテゴリー
ヘッケル、ブルー、ブラウン、グリーンの呼び名での分け方が
混乱を招くわけです。
というのはグリーンデイスカスと呼ばれるデイスカスをアマゾンの現場で見てみても
緑色には見えないからです。ブルーデイスカスという響きから私の想像するデイスカスと
現物は違いすぎる。
私には、グリーンデイスカスも、ブルーデイスカスも、色的には同じような色に見えてしまうのですね。この2種類の違いが良く分からない。
おまけにこのブルーデイスカスにレッドタイプなんていうデイスカスがいるから混乱します。

xxxブルーデイスカスレッドソリッドなんて呼ばれて
ブルーなのかレッドなのか良くわからんという現象がおきてしまうわけです。
例えば↓マウエス産のブルーデイスカス レッドタイプ


名称未設定6.jpg

だから、そういう古い呼び名に捕らわれない方が良いと言いたいのです。
そんなものにとらわれていたらデイスカスは楽しめない。
大体素人の人が入りにくいですね。
間違ったら馬鹿にされるとおもうでしょ。
マニアの人が「このブルーデイスカスのレッドがいいんだねー。」
難しすぎませんか?
はじめての人には全く理解できません。

どうすればもっとデイスカスの種類について簡単に理解できるか?
という事をアマゾンの中でデイスカスを見ながら考えてみました。
で、こういう風に考えればデイスカスはもっとシンプルで解りやすくなるのでは
ないか?という方法を紹介します。
この方法はあくまでも趣味としてのワイルドデイスカスの種類を簡単に理解できる方法ですので、学術的には全く意味がありません。
要は自分が楽しく理解できればと思っています。

デイスカスという丸い魚は基本的に1種類しかいないと考えてみましょう。
デイスカスについている様々な模様は、アマゾンにある各河川が決定する
その地域、地域で昔から住んでいるデイスカスは、近親交配が進むので
皆同じような模様のデイスカスになってくる。
ロケーションが離れるとそこにはそこに昔から住んでいる別のグループのデイスカスが
住んでおりそれらは皆似たような模様を持つが、先のデイスカスとは模様が異なる。
このようにアマゾンでは各ロケーション、ロケーションによって
模様が変わると理解すれば、デイスカスの種類が解りやすくなると思っています。

次回からは具体的に、ロケーションによる違いを説明していきたいと思っています。


おっと~~~!!何だか面白ではありませんか!

次回からロケーション別にワイルドディスカスを語っていただきます!

また新しい内容が上がってきましたら、こちらで公開いたしますので

是非ご期待ください!!

では次回をお楽しみに~。


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シミズ

タケオさん、こんばんは。

ディスカス・ノーツがなくなってからディスカス本が全然なくて寂しいですね。
雑誌のディスカス特集もごくたまに、なので何ともいえない悲しさを感じます。

今回の記事、非常に面白そうで期待です!
個人的にはウィリーシュワルツィはヘッケルの亜種として存在しているのか気になっていたりはしますけど(笑)

次回も楽しみにしております!
by シミズ (2011-12-16 22:53) 

チャオチャオなタケオ

>シミズさん
どぉ~も!
ディスカス本は、もしかしたら今後永遠に出版されないかもしれませんね。
出るとしたら電子本でしょう(笑)
ヘッケル好きのシミズさん、やはり興味はヘッケル系ですね~
私の想像だと、ウィリーシュワルツィーは単なるヘッケルの地域固有魚では?と思います。
西洋人はすぐ自分の発見を学説にして、スタンダートにしようとするのが
いけませんね!
ヘッケルさんもシュワルツィさんも気を付けてほしいのもんです!(笑)
by チャオチャオなタケオ (2011-12-17 15:06) 

阿波

ディスカスの種類って
最初に悩む事ですよね^^

何故にブルー?(*´Д`)?
何故にグリーン?(*´Д`)?って
よく悩んだもんです

この記事の今後が楽しみです(*´∇`)
by 阿波 (2011-12-18 14:38) 

チャオチャオなタケオ

>阿波さん

私たちが初心者の頃は、ネットこそそんなに普及して無かったですが
書籍はしっかり出てましたよね。
今は、ディスカスに関して
偏った情報しかネットで発信されていないのが実情です。

基本から行きます!基本からね!
これが大事だと思っております。
以降の記事を楽しみにしていてくださいね^^
by チャオチャオなタケオ (2011-12-18 19:24) 

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