チャオチャオのワイルドディスカスレポート №2 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]
アクアとペットをこよなく愛する皆様こんばんは!
いきなり前回から大きな反響を頂きました
『チャオチャオのディスカスレポート』ですが
今回もアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師兼シッパーさんからの
ワイルドディスカスにまつわるエキサイティング!なお話を公開させていただきます。
前回は、ワイルドディスカスのカテゴリー・ヘッケル、グリーン、ブルー、ブラウンという
4カテゴリー自体が、ディスカスファンにとってワイルドディスカスを分かりにくくしているという
大胆なお話が飛び出しておりました。
今回は、もっと楽しく簡単にディスカスの種類が分かるロケーションによる
ディスカスの種類の違いについて、またディスカスの表現別生息ロケーションについてのお話
公開させていただきます!
では漁師さん!よろしく願いいたします!(笑)
ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
↑ サルでもわかる!ワイルドディスカスの種類
これかアマゾンの川とその流域の地図です。
良く見てくださいすべてつながっていますね。
このアマゾン川の流域ほぼすべてにデイスカスは生息しております。
アマゾン川の長さは7000km
アマゾン川につながる支流の長さを数えたら5万kmになります。
日本北海道から沖縄まで3000キロなので支流の長さは日本列島の37倍強です。
日本でも沖縄の人と、北海道にいる人は雰囲気も、言葉も異なりますね。
その37倍の地域に住んでいるデイスカスも当然雰囲気が異なっています。
各地域地域にそれぞれの独特の模様があります。
ただ、比較的近い地域には、それぞれ模様パターンがかなり似ているという事が言えます。
アマゾンの場合この良く似た模様パターンを持つグループが
大まかにまとめると3つのぐらいになるのでは?
というように思えます。スポット系、ライン系、ソリッド系(ラインなし)
この3パターンが大筋です。
その3つの大グループの重なりあう地域を境界線に生息するデイスカスと呼ぶ事にします。
この境界線地域のデイスカスが面白い表現系をみせてくれるのですが、逆に我々に混乱をもたらしてくれる地域のデイスカスとも言えると思います。
この境界線に生息するデイスカスのパターンを理解出来れば、
デイスカスの模様パターンが一気に明快になってくるのです。
3つほどあります。では行きましょう。
グループ1.スポット系模様のデイスカスが住んでいる地域
ジャプラ川―――――― ↓
イサ川―――↓ ↓
アマゾン川→――――――― テフェ ―――アマゾン川――――――
ジュタイ川―――↑ ↑ テフェ川↑
ジュルア川―――――↑
グループ2 ストライプ系模様のデイスカスが住んでいる地域
トロンベッタス川――↓
ネグロ川――――――――↓ ニャムンダ川――↓ ↓
ピオリニ川―――――――↓ ↓ ウワトマン川↓ ↓ ↓
アマゾン川 ――→コアリ―アマゾン川→マナウス→アマゾン川――――――サンタレン
ウルク川、コアリ川↑ ↑ マナカプル↑ ↑ ↑
プルース川――――――――――↑ ↑ ↑
マデイラ川―――――――――↑ ↑
タパジョス川―――↑
グループ3 ラインなしソリッド系デイスカスが住んでいる地域
ジャリ川――↓
パル―川―↓ ↓
サンタレン―――アマゾン川―――湿地帯――カメタ――巨大中州――ベレン――海
シングー川―――↑ ↑
トカンチンス川―――――↑
グループ4境界線に住むデイスカス スポット系とストライプ系の中間
コペア水路――ピオリニ――――↓
ウルムトン川―アマナ湖―↓ ↓
テフェから→アマゾン川―――無数の湿地帯パナミン島の湖―――――――→コアリまで
無名の小さい川湖―↑ 無名の小さい川湖―↑
グループ5境界線に住むデイスカス 謎のヘッケルバンドを持つデイスカス
トロンベッタス川――↓
ネグロ川―↓ ニャムンダ川――↓ ↓
↓ ウワトマン川↓ ↓ ↓
マナウスから―――――――→アマゾン川――――――→サンタレンまで
マデイラ川――――↑
マリマリ川―↑ ↑ ↑
アバカシス川――↑ ↑
スクンドリ川――――↑
グループ6境界線に住むデイスカス 謎のレッドデイスカス (ストライプとソリッド)
クルア、ナザレ、パラカリ
クリペア、クリカカ、ジャラキ―↓
アレンカー北岸―――↓ マイクル川↓
オビドスから―アマゾン川湿地無数の湖―サンタレン―湿地帯―モンチアレグレまで
↑ ラーゴグランジ島アレンカー南岸―↑ ↑ ↑
↑ イナヌ、カラナンザル↑ マイカ湖↑ ↑
↑ イテルビナ、タライーラ↑ クルアウ―ナ川↑
アレンカー西岸
ジャタプ↑
フェリース↑
という様な感じです
上記はデイスカスの模様パターンが似た者同士を無理やり地域別にグループ分け
ただけの話で、要は上記すべての河川、湖 ここに乗せらせなかった無数の河川に
それぞれ固有の表現型をもったデイスカスが住んでいるという事です。
デイスカスは1種類と考えその表現パターンはそれぞれの河川が決定するというように
理解すれば、デイスカスの模様パターンが理解しやすいと思います。
次回からは個別の地域地域のデイスカスを写真を見ながら解説していきましょう。
う~むアマゾンの川のつながりを川の名前と矢印で表現されているのが
非常に面白く、また分かりやすいですね!
ほほぉ~あの川がこの川に合流してそしてこの川と一緒になって・・・という感じで
見入ってしまいました!
さて次回からは、グッと具体的な話になるようですよ!
現地の興味深い写真(サルの写真ではない!)やディスカスの個体写真も
出てまいります!是非ご期待ください!
それではみなさん良いクリスマスを!!
メリークリスマス♪♪ (西東京スカイタワーのクリスマスイルミネーションです。)
↓ 新しいディスカスブログがスタートしました!
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