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W.B.SABBY アマゾンリポート 番外編 [W.B.SABBY アマゾンリポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆さま、こんばんは!

今回はW.B.SABBYの鴨志田さんから

美しいディスカスを探し求め

広大なアマゾンを巡りまわった奮闘記番外編!の

レポを送っていただきましたので

そちらをご覧になっていただきたいと思います!

また、前回のお話はこちらですよ~⇒W.B.SABBY アマゾンリポート№6

今回がは第7話、号外です。『雨ふりゃ魚は獲れんばぃ!』です。

どうぞご覧ください。 


号外 雨季のアマゾン


店長タケオ氏から
「このオフシーズンのアマゾンというのは
どのような感じなのでしょうか?
水がいっぱいでディスカスが
採集できないというのはわかりますが、
全体的な感じがわかりずらくて・・・」

と、つぶやいておりましたので、
雨季のアマゾンをレポートしたいと思います。

雨季は12月から始まります。
夕立やスコールが来る頻度が異常に高くなるのです。
ベレンは雨期に入ればほぼ毎日午後に雨が来ます。
これはほぼ毎日です。
それがマナウスなどアマゾナス州とサンタレン域になると
どんよりして2-3日雨が降り続くという天気になります。
どんよりした曇天が多くなり、
しとしとと降り続くようになります。
しかも降る雨の量も半端じゃありません。
また、アマゾン河とその大支流の上流域は
もっと前から雨季にはいっています
(たとえばゴイアニアは2か月ほど早い10月に雨期に入ります)。
なので急に川の水位が上がっていきます。

2012-13年のシーズンは雨期の初めまで
アマゾン河をうろついていました。
ある場所では漁師の船で寝泊まりをしていたのですが、
夜中に突然のスコールに襲われていました。
船は半端なくゆれるし、ハンモックも濡れるし、
魚は揺れにびっくりして暴れるし・・・という感じ。
またスコールの後そのまま翌日も
どんよりした天気で雨に降られ続けるという日もありました。
そのような日はディスカスの採集もできなくなります。

IMG_5721.jpg

写真は2009年にマナウスの最高水位が
新記録になった時のものです。

IMG_5751.jpg

マナウスの街の中まで水が上がっています。
というより街の水が河に流れ出ない状態なのです。
自分も3年ほどマナウスに住んだことがありますが
ここまでになったことはありませんでした。

IMG_5738.jpgIMG_5739.jpg


今年(2013年)も新記録更新か!ぐらいまで水位が上がっていましたが
記録にはなりませんでした。


IMG_5761.jpgIMG_5758.jpg

しかしマナウスの港で、船首が堤防より上にあるということは
非常に珍しいことなのです。

皆さんもご存じですが雨季には
ディスカスをはじめ熱帯魚の採集は
はっきり言って“難しい”です。 

みなさんも”イガポー“ということばを
聞いたことがると思います。
乾季には川(小川)でしかなかったものが
水がどんどんジャングルへ侵入した「水中林」のことです。
ここでほとんどの魚が産卵行動をします。
特にシクリッド系の魚はペアになり、
テリトリーを作り産卵行動、
子育てを行います。
そうなると漁師たちも
魚がほとんど見られないので手が出せません。

最近では魚によってですがIBAMAなどが
産卵時期の魚の採集を規制、禁止しています。
ディスカスもそれにもれず
イガポーで産卵、子育てを行います。

その貴重(それを見つけたという業績は
奇跡的に近いものだと自分は思います)な写真や
映像を自分も見たことがあります。
水中林の木の葉に卵を産み付け、
ペアがかいがいしく面倒をみ、
オスはテリトリー争いで侵入してきた
セベラム(だったと思います)と争っているものでした。
それはもう感動モノでしたね。
雨季にはこのようにディスカスを
はじめほとんどの熱帯魚が
産卵・子育てをしている時期です。
シーズンまで大きくなって待っていろよ!と
その年生まれの魚たちを応援する・・・
それがアマゾンの雨季です。
あと、魚の採集とかではなく
純粋にジャングルツアーなどでのイガポー(水中林)を
カヌーで散歩というのは好きですね。
すべてが水に覆われジャングルがすごくきれいに見えます。
いつもの場所でもかなり印象が違いますよ。

かもしだ


いかがでしたか?

雨季のアマゾンのお話。

写真は大増水した時のものですが

アマゾンの地では

日本には最近局地的に起きる大雨

初夏に訪れる梅雨とはまた違う

長期に渡る大雨の期間があるということ

感じ取っていただけたでしょうか?

この雨季もアマゾンの魚たちにとっては大事な繁殖の期間という事ですので

ワイルドディスカスファンの方々も是非

この期間はじっとワイルドディスカスのためと

我慢していただけたら思います。

さて、この雨季が終わると、いよいよワイルドディスカスシーズンが到来致します!

今期はどのような美しいワイルドディスカスが

この日本にやってくるのか!?

今からワクワクしてきますね!

是非皆様、ご期待頂けたらと思います!

このレポートも次回は

”ワイルドシーズン到来!現地密着レポ”になると良いですね~。

これまた乞うご期待です。

では、本日はこれにて終了!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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W.B.SABBY アマゾンリポート№6 [W.B.SABBY アマゾンリポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆さま、こんばんは! 

今回もW.B.SABBYの鴨志田さんから

美しいディスカスを探し求め

広大なアマゾンを巡りまわった奮闘記の

レポを送っていただきましたので

そちらをご覧になっていただきたいと思います!

また、前回のお話はこちらですよ~⇒W.B.SABBY アマゾンリポート№5

今回も最終回(?)第6話。『また来たよ!イナヌ。しかし船は進まず。』です。

どうぞご覧ください。


アマゾン滞在4ヶ月の記録 2012-2013


5-2、南岸・イナヌ 近くて遠いぞ?? パート2

前回のイナヌからサンタレンで発送を済ませ
ほかの現場へも足を運び約20日が過ぎた。
もう一度イナヌへ行かなければならない。
イナヌの漁師には注文をかけていたので
採集して持っているはずだ。

船のおやじに聞くと
船でイナヌの港まで行きつけるということだ。
少しほっとする。
トラックで砂煙もうもうで突っ走るのは
もう勘弁してもらいたかったからだ。

前回夕方前に来た時に降りた
コミュニティーの港を通過、
日も暮れて暗くなっていく。

突然、船が草叢に突っ込み身動きできなくなる。
クサムラ!?IMG_6271.jpg
そうなのである。
水が満ちて今まで牧場で
草ぼうぼうだったところの
小さな水路に入るのだが、
それを見失い身動きできなくなったわけだ。

勘弁してくれよ・・・。
蚊の強襲!!
蚊のアタックはなんか久々だねーなーんて
言っている暇もない。

船長は棒を取り出して
船を何とか座礁から船をぬけださせようと奮闘し、
二人の乗組員(もちろんおっさん)も
パンツ1枚(!!この蚊の大群の中!!)
草叢の水に潜り奮闘している・・・が
ほんのちょっとしか動かない。

もう夜中になりかけたころ、
やっと抜け出しエンジンをかけることができた。
そしたら30分もしないでイナヌ村に到着。
もう夜中だしそのまま船で寝ることにした。

翌朝、イナヌの漁師のところへ。
予定数には満たないが自分用の魚を
キープしておいてくれていた。
じゃぁ注文数まで採集しよう!
湖の水も少しづつ多くなってきているし、
まず湖のポイントへ行ってみよう。
ということでカヌーで出撃である。

ポイントは湖に止まりっぱなしになっている
船と岩があるところ。

IMG_5872.jpg
IMG_5883.jpgイガラッペに比べれば水にかなり濁りがある。
湖の水の基本的な色がこの色らしいが、
すぐ横でコミュニティーの漁師たちが
その日の獲物を狙って投網を投げていることも
影響しているようだ。

IMG_5874.jpg

それでも漁師のおっさんは潜り1匹づつすくってくる。
また、投網を投げているおっさんたちも
網にディスカスが入ったら持ってきてくれる。

でも!、でもである。
湖にいる多くのディスカスたちのひれが
ピラニアにかじられてしまっている。IMG_5873.jpg

この湖ではいままでかくれる
障害物がほとんどなかったので
ピラニアによる食害がおおいのだ。

そのうち黒い雲が広がってきて
雨もちらついてきた。
それが本格的な雷を伴ったスコールとなり中断。
午後から再度イガラッペでの
採集することにして避難した。
スコールと昼ご飯を食べ終わる頃、
イガラッペの雨による水の濁りもほとんどなくなった。

前回と同じ流木のポイントから始める。
しかし最近の雨で砂がイガラッペに流れ込み、
いくつかの流木ポイントが
砂で埋まってしまったところもあった。

「かなりとったから、小さいものが多いな~」
「穴のかなり奥のほうだからなかなかすくえないな~」

などと言いながらもひょいひょいと
手網ですくってくるのはやはりプロ。IMG_5952.jpg
でもやはり数は少なくなっているようで
前回よりももっとイガラッペを
逆のぼっていろんなポイントをせめていく・・・。IMG_5937.jpg

そしてつぎは夜の採集である。
ディスカスたちも眠っているし、
昼間見られないさかなたちも見られるので
夜間は必ず水辺に行く。

イナヌのイガラッペように
水が透明できれいならなおさらである。
残念だがディスカスたちはやっぱり小さいものばかり。
特に生簀の近くにいるものは
選別ではじかれたものばかりだった。

でもディスカスのように
パイクシクリッド、アイスポットシクリッドなども見られたし、
面白いドラス系のナマズなどを採集して楽しんだ。

翌朝7:00に船に荷物をトラックで積みに行く。
今日はいろんなものが積まれていた。
どうして羊!!しかも8匹も!!
船倉(船底)とじこめられたけど。

そして8:00に出航。
このイナヌから3艘もの船が同じ時間に
サンタレンへ向かって出ていく。
自分のともう1隻は直行便。
別のはいろんなコミュニティーもまわる各停のようだ。
しかし出航して間もなく渋滞!になった。
そうあの「クサムラポイント」に難渋しているのである。
なかなか進んでくれないが
前を行く船が水路を開けてくれている。


IMG_6272.jpg船が牧場をうごいているように見えて面白かった。

乗客も最初は「どうなの?いけるの?」などとさわいでいたが、
それも落ち着いて結局みんなハンモックで
思い思いに過ごしている。
クサムラポイントを過ぎたら後
サンタレンにつくのを待つだけである。
ゆっくりハンモックに横になっておこう。
もうそろそろお昼ご飯タイムだし・・・。

これで2012-13年シーズンの採集記はおしまいです。
ありがとうございました。

つづく?


いかがでしたか?

この回まで全6回。

読めば読むほど

ディスカスを採るって大変ですね!

こうやって現地のフィッシャーマン様(?)と

シッパー様(鴨志田さん&山本さん)が

もう堪忍や~という程、ご苦労され

ヒーヒー言いながら、ディスカスを日本に送ってくださっているという事。

しかと皆様、心に刻んでくださいませ。

という訳で、今期(今年の秋。)も是非

皆様にヒーヒー行っていただきながら

素晴らしく美しいディスカスを送っていただきたいと思います!

で、今回以降から、このレポートはどうなるのか?

それは秘密です!(笑。

では、本日はこれにて終了!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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W.B.SABBY アマゾンリポート№5 [W.B.SABBY アマゾンリポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!

今回もW.B.SABBYの鴨志田さんから

美しいディスカスを探し求め

広大なアマゾンを巡りまわった奮闘記の

レポを送っていただきましたので

そちらをご覧になっていただきたいと思います!

また、前回のお話はこちらですよ~⇒W.B.SABBY アマゾンリポート№4

今回は最終回(?)第5話。『イナヌ良いトコ、一度はおいで!(?)』です。

どうぞご覧ください。


アマゾン滞在4ヶ月の記録 2012-2013


5-1、南岸・イナヌ 近くて遠いぞ??

ラーゴグランジ・イナヌへ向かったのは
もう12月に入ってからだった。
まず定期船とコンタクト。
目的は2つ、どの船がどの曜日に何時に出るのか、
そして現場の状況を聞くことである。

ラーゴグランジのコミュニティーへの船は
20-30人乗り程のかなり小さな船ばかりで、
はっきり言って“住人の足”なのである。
私のようなよそ者はほとんどいなく、
コミュニティーからサンタレンへ
定期検診など病院へ行く、買い出し、役所用事など
ほとんど住人しか使わない。
なので船には‐XX行き!何曜日、何時発‐のような看板はでない。

自分の足で船がこの辺かなーと人に聞きながらさがす。
またイナヌに向かうまで、北岸、西岸に足を運び
ガンガンに水が減った水路・湖を船が
船底をすりながら行き来していたので
船コミュニティーまでがつけるのかどうか?も気になる。

見つけた船はやはり小さく、
ハンモックを20もつったらいっぱいの船。
荷物はすべて船底に格納させないと
すぐいっぱいになってしまう。
船長が漁師のいとこということで
この船で行くことにした。

昼の12:00にサンタレンを出発。
自分は船の中で船長や作業員(二人いる)といろいろ話をした。
この船でも今、この渇水期には
イナヌのコミュニティーに接岸できない!!
だいぶ手前のコミュニティーで
船からトラックに乗り換えイナヌまで行かなければならない。
イナヌのラーゴもほとんど干上がっているが
漁師はラーゴにそそぐイガラッペでディスカスを採集している。
ただどれだけ採れていて、
キープしているとかはわからないけどね・・・と
にこにこしながら話してくれる。
話で一番きつかったのは船から
トラックに乗り換えないといけないことである。

船の場合は船長に言っておけば
もし、漁師に会えなかった時などは
そのまま船で寝ることができるのだが
トラックやバスでとなると
「漁師に会えなかったら俺はどこで寝るのだろう?」
という不安がある。
船長さん宅の軒先でもかりることになるのか・・・。

夕方、暗くなりかけた時に
コンセイソンというコミュニティーに到着。
そこからトラックに乗り換える。
IMG_5715.jpg
乗客の荷物、頼まれ物など人もすべて
荷台に積みイナヌへ向かう。
道はもちろん舗装などされていない。
たまに煉瓦を積んだトラックや
コミュニティー間を行き来いているバスとすれ違うが、
砂煙もうもうなのがたまらない。
髪の毛ガビガビ、服から何から
すべて赤茶の土色に染まっていく。

IMG_5723.jpg
完全に夜になりやっとイナヌに到着。
乗客やその荷物などを配達してまわり、
最後に村のはずれに位置する漁師の家の前につく。

漁師とは以前にあったような気がする感じがした。
「あー、なんかひさしぶりだね」という感じ。
荷物をおろし旅の埃も落とす前に話を始める。
いま、キープしている魚はないが、
この水の低い渇水期はイガラッペでディスカスを採っている。
ポイントは限られるが1日に50枚ぐらいはいけると思う。
明日から一緒に採集しようということで話がまとまる。

では、ということで自分は
その採集場所も兼ねている家の前のイガラッペに体を洗いに行く。
もちろん真っ暗ななかを懐中電灯だけで降りていく。
見えるのは懐中電灯で照らされた部分だけだが
このイガラッペは水が透明ですごくきれい。
底は砂。エイがいないか注意しながら水に入る。
場所によって深さは違うが
水浴びをするには十分な深さがある。
切り株が半分イガラッペにつかり
根がむき出しになっているところを見ると・・・
ブッシープレコ、フェスティバム、
スカラレエンゼルなどに混ざって
少しだがディスカスもいる。
明日からの採集にきたいできるかな???

翌朝、朝早くから準備を始める。
昨日は夜で見えなかったイナヌの景色を見る。IMG_5798.jpg
こんなにきれいなところなのか!というのが最初の印象である。
前からイナヌにそそぐイガラッペは
クリスタルウォーターだ!とは聞いていたが
これほどきれいとは。

IMG_5760.jpg
もちろんそれは今、渇水期だから
彼の家の前をイガラッペになって流れているのだが・・・
でもほんとにきれいだ。
しかも魚がおおい。

昨日の夜とはまた違った魚たちが泳いでいる。
マトリンシャン(Bricon)や
パイクシクリッドなどである。
川底は砂、泥はほとんどない。
ところどころに流木や木の根がはびこっているところが
ディスカスの採集ポイントである。

カヌーにバスケット数個と手網各種、
水中メガネなどの荷物を積みこみ採集開始。
IMG_5801.jpgイガラッペの水は大体膝まで、ポイントで胸までもない。
漁師のおじさんはポイントの倒木や根の奥に潜りこみ、
その中からサイズ(小さいものは採らない)を選びながら
ひょいひょいという感じですくってくる。IMG_5802.jpgある程度ディスカスも集まり、
別の場所に行く約束の日も迫ってきたので帰ることにしたが、
その日はイナヌ村から船(トラック)が出ない。
船からトラックに乗り換えたコミュニティーまで行けば、
船は必ずあるとのこと。
漁師のおっさんが言うには
「街道まで出たらバスを拾えるはずだ。車(?!?)を手配してやる」。
ということで選別と梱包を夜のうちにすませる。

IMG_5753.jpg

車=牛車である。朝5:30牛車到着。
荷物をを積んで街道まで。
IMG_5825.jpg

「どれくらいかかる?」
「2時間かな」
「!!?!」
「8時にバスが通るはずだ・・・」

牛車は人が歩くほどのスピードで、
しかも馬車みたいにいい調子ではなく、
いつも「ホレ!」とかなんとか
声をかけていないと止まりそうになる。
牛車がぎりぎり通れる道をゆっくりゆっくり行く。

街道に出た。あとは待つだけ。
時間は…8時前。
でも・・・・バスなんか来ない。
どうしよう?と思っても
牛車もイナヌへ帰ってしまったし待つしかない。
バイクはたまに通るが車はまったく・・・。

2時間ぐらいたったかな?
向こうからでっかいトラックが来たので
ヒッチハイクさせてもらった。ただ、荷台が高く、ディスカスがぎっしり詰まった
60Ltsの発泡箱は重い。
腰が~~~、歳には勝てない。

港に着いたら今度は積み下ろしと船への積み込み。
カヘガドール(港にいる荷物運搬を専門にやっているおっさんたち、
魚の入ったバスケットを一気に10個ぐらい運ぶ!)は
自分には無理だ。
無事に船に乗り込みサンタレンへ向かう。
その間中ぐっすり眠っていたのは言うまでもない。


いかがでしたか?面白かったですね~。

鴨志田氏、イナヌの清き水で体を洗うの巻で御座いました。(笑。

実は実は?

次回があるかも??という話。

やったねぇ~!!(まだまだ読みたいよね~。)

では、本日はこれにて終了!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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W.B.SABBY アマゾンリポート№4 [W.B.SABBY アマゾンリポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!

今回もW.B.SABBYの鴨志田さんから

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また、前回のお話はこちらですよ~⇒W.B.SABBY アマゾンリポート№3

今回は第4話。『ラーゴ・ルーラで、フライング・ゲッツ!』(?)です。

どうぞご覧ください。


アマゾン滞在4ヶ月の記録 2012-2013

4、西岸ディスカス:ラーゴルーラ

西岸へはこれが今季2回目の船旅となる。
最初はそう、クリペアのコミュニティーで
採集できないことがわかり、
すぐ西岸のコミュニティー、ソロモンと
ジャタプとコンタクトしにいったときである。

ソロモンは2011-12シーズンのときに
話をしにいきソロモンの村長(プレジデント)から、

「今年から向こう3年間、IBAMA・環境局との
プロジェクトでディスカスは採らせません。
自分たちも採りませんし売りません」

とコミュニティーの代表から宣言されていた。
今シーズンも同じ理由でやっぱりだめ。
で、ジャタプはというと上流域に
牛3000頭を放牧したせいで流れ込む川の水が
にごりににごって、ディスカス採集する
ラーゴのカベッセイラ(川の河口部分)もにごりもぐれない・・・。

一日コミュニティー周りと
情報集めで終わってしまっていた。
(その後も何度か電話で漁師と確認したところ、
コミュニティーがディスカス採集反対派多数で
開かないということが判明していた。)

今回の採集場所はラーゴ・ルーラである。
ジャタプ、ソロモンより上流にあり、
またこの2つのラーゴとは反対岸に位置するラーゴである。
過去山本さんが一度試験採集をしたがロケーションまで
思ったより遠いことと、
漁師が街に出てしまったりして
ルート工作ができなかったところである。

西岸の基地の街に着いたら漁師が
小さな小さなポンポン船でまってくれていた。
小さいというと・・・頭がつかえる!
(漁師は俺よりでかいのでよけい辛そう)
ハンモックもぎりぎり二つ吊るすことができるか!?ってサイズ。
「でも足は早いよ」だって・・・。

いろいろ話を聞くと今シーズンの渇水で
ラーゴの中ではディスカスは見られず、
ラーゴの出口周辺の限られた場所でしか
ディスカスを見つけることができなかったとのこと。
しかもポイントが少ない。
ただ漁師の友人が近くに住んでいて
もう採集を開始しているから大丈夫だ、などと
風呂敷を広げてくれるが、
なかなか信じない自分。

何日か滞在しての採集も考えつつ
ラーゴルーラへ向かう。

ラーゴルーラの近くに住んでいる
漁師の友人たちは採集していたが、
まだ数が稼げていない。
じゃぁいくか!ということで、採集開始である。

西岸の漁師はまずもぐって
ポイントとなる倒木や流木に
ディスカスが居ついているか確認し、
刺し網でポイントをぐるりと囲ってから
ディスカスを追いかけ、網に引っかかったものを
ひとつづつはずしてくという採集方法である。

1、採集開始.jpg

採集開始

ラーゴルーラのポイントは
ラーゴの出口の短い水路で、大きめの倒木である。
水面近くにはレッドテールカラシン、
淡水サヨリ、フェスティバムなどがみられた。
漁師がもぐる・・・2、採集中.jpg

採集中

「かもしだ、いるいる!!」

ラーゴルーラのディスカスのサイズは
ジャタプやラーゴソロモンに比べ
ひとまわり小さめかなと感じるが、
それでも南岸や北岸に比べればかなり大きい。

3、採集中.jpg

採集中

しかもディスカスのバリエーションが豊富のように感じる。
バリエーションとは、自分がいうディスカスの表現系である。

4、もぐる、もぐる.jpg

もぐる、もぐる

ブルー、セミロイヤル、ロイヤル、
ヘッケル(?っぽい、それに限りなく近いとおもわれる)、
赤系、ソリッド(になりそう?)、センターバー系などなど・・・
漁師が網からはずしてくるディスカスを見るのがたのしい。

5、選別、梱包前に.jpg

選別、梱包前に

西岸を代表するラーゴソロモンと
ジャタプだけを比べると・・・

ラーゴソロモン>ジャタプ だそうだ。

ラーゴソロモンのほうが
バリエーション・ディスカスの表現系が多いということ。
で今回のラーゴルーラを入れると・・

ラーゴソロモン>ラーゴルーラ>ジャタプ かも知れない。

ほかの諸条件―魚の大きさ、ローカルのアクセスのよさ
などなどがありますけどね。
ただし、乾季でしかも渇水に近いほどの水の低さなので
ピラニヤのかまれ傷が結構多いのが気になるが・・・。

ディスカス採集とにまとまった数のディスカスを
サンタレンにつれて帰れる・・・
と少しほっとしながら、

「また来るから採集してキープしておいて」

と、漁師に頼んでサンタレンに戻る準備をする。
サンタレンに戻ったら南岸にも足をはこばないと・・・。


いかがでしたか?

鴨志田氏、ラーゴ・ルーラをフライング・ゲッツ!の巻で御座いました。

次回は最終話”南岸アレンカー〇〇〇の巻”であります!

え?もう最終回?えぇ~~~!!

まだまだ読みたぁ~~い!!(よね?)

では、本日はこれにて終了!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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W.B.SABBY アマゾンリポート№3 [W.B.SABBY アマゾンリポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!

今回もW.B.SABBYの鴨志田さんから

美しいディスカスを探し求め

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また、前回のお話はこちらですよ~⇒W.B.SABBY アマゾンリポート№2

今回は第3話。『アラサを求めて三千里』(?)です。

どうぞご覧ください。


アマゾン滞在4ヶ月の記録 2012-2013


3、アラサディスカス

クルアの友人から電話がかかってきても
サンタレン張り付き中で動けず・・・。
週末をはさみやっとIBAMAの役人が戻ってきて書類にサイン、
翌日ゴイアニアへディスカスたちを発送し、
その夜の船でクルアへ急ぐ。
出る前に友人と話すと

「アラサのやつはディスカスは
まだ持っているようだ。でも自分がみたわけではない」

となんとも心もとない返事。
しかも河の水がもっとひいていてバジャラ
(ハベッタと呼ばれる5~6馬力ほどの
エンジンを積んでいる中・大型カヌー)
でも自由に航行できないとのこと。
でもいくしかないよね、
ディスカスをもっているんなら・・・。

早朝にクルアで友人がすでにバジャラ(カヌー)と
助っ人を手配しておいてくれていた。
すぐに出撃。
カヌーの操縦士は週に2回ほどアラサも含め
クルア河の上流に通っているらしい。
操縦士からすぐに

「川の水が相当引いているから
いつもより時間がかかると思うよ」。

案の定2時間も走ると砂浜が出だして・・・
まだ魚を積んでいないカヌーが座礁するしまつ。
川底も砂、砂、砂。砂なので深いところが毎日変わり、
彼のように河の行き来になれた人でも
その日にどこを通れるかわからない状態。
変に砂に突っ込むとカヌーが抜け出せなくなる・・・
帰りが心配になってくる。
カヌーを降りて歩こうとすると

「エイに気をつけろ!!」

といわれるし、水は足首までしかない。
カヌーを何度も押す。

IMG_5567.jpg

いくつかのコミュニティーをやり過ごし、約5時間後、
相当河を上ったところで岩が出始める。
これが言っていた岩か。
ディスカスやプレコの採集ポイントでもあるが
これだけ水が引くと魚も
深い場所へ移動してしまっているようだ。

やっとアラサ漁師の家に到着。
お決まりの生簀(ビベイロ)が5個ほど並んでいる。


IMG_5536.jpg

期待して選別を開始するが、
金目と小さいSMサイズが多い。
また、河の水が低いので
生簀の中にまで泥がたまっており、
体に泥が飛び散る。
350枚近いディスカスの中から
120枚ほどを選ぶがやはり
小ぶりなディスカスが中心になる。
ただディスカスの体形や赤みはやはり北岸ものだ。IMG_5554.jpg

北岸では今までクリペアⅠ、Ⅱ、マンガル、
バッハマンサ、ナザレを扱ったが
今年は新しい産地のパコバウと
アラサというディスカスを見た。

河と湖で分けるとクリペアⅡ、マンガル以外は
河で採集されている
(クリペアⅠはクリーク-イガラッペだが)。
湖産のもののほうが全体的に
ディスカスきめが細かいなどという
コメントを聞いたことがあるが
同じ産地のものでもそのグループによって違うものらしい。

IMG_5553.jpg

このアラサのディスカスが成長するにつれて
どの様に変わっていくのかやはり興味が出てくる。

重いカヌーで例の砂浜を座礁しながら
クルアまで戻る。
サンタレン行きの船は明日の午前中なので
その日のうちに梱包をしておく。
クルアからサンタレン、そしてサンタレンからの発送は
今回は問題なくすんなりいくが、
やはり魚のサイズが問題になる。
成魚が少ないのではっきりとポテンシャルが
つかめないのがポイントだ。
しかも乾季の時間もだんだんなくなってきている・・・。

IMG_5572.jpg

南岸、西岸も行って集めてくれ!との指示が飛ぶ。
西岸にもう一度いくか。
今季一度情報集めに足を踏み入れたが
メインで考えていたコミュニティー
ジャタプ、ソロモンとも採集禁止だった。
知り合いの友人に頼みディスカス採集できる場所を探す。

「ラーゴルーラならできると思う。
知り合いもいる。ラーゴの水(水位)しだいだ。
でいつ来る?」

「できればすぐだ」

「明日にラーゴルーラに行く、
じゃぁXX日にピックアップしにいくから」

ラーゴルーラは山本さんも1回しかいったことのないラーゴ。
アクセスが悪いといっていたことを思い出す。


いかがですたか?

鴨志田氏、アラサをゲットだぜぇ~の巻で御座いました。

次回は西岸アレンカーのラーゴルーラの巻でありましょうか?

た、楽しみやなぁ~。

では、本日はこれにて終了!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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W.B.SABBY アマゾンリポート№2 [W.B.SABBY アマゾンリポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんにちは!

今回もW.B.SABBYの鴨志田さんから

美しいディスカスを求め

広大なアマゾンを巡りまわった奮闘記を

レポートにして送っていただきましたので

そちらをご覧になっていただきたいと思います。

その前に前回のお話はこちら⇒W.B.SABBY アマゾンリポート№1

今回のその第2話。『ひょこりパコバウ、そしてアラサ情報キャッチ』(?)です。

どうぞご覧ください。


アマゾン滞在4ヶ月の記録 2012-2013


2、パコバウ、そしてアラサ

クルア河、クルアの街近郊での調査では、
今年の異常とも言える大渇水で
ほとんどのポイントがなくなってしまっている。
街の食用魚をとっている漁師も首を横にふり、
「普通なら一回の刺し網に5~10枚ぐらいは来るんだがなー・・・」
といって渋い顔。
渋い顔は自分も同じこと。

そして友人と夜の採集にでる。


1、夜間採集.jpg

夜間採集 

友人は小遣い稼ぎ。自分はもちろんディスカスを追って。
友人はふる~いランタン形のライトと
ディスカス用の柄の長い網とヤスをもって出撃。

3、ランタンライト.jpg

ランタンライト


一つ一つ倒木や浮き草を見て回るが・・・・
ディスカスがいない!? 
満月にあたってしまったせいか?
群れが移動してしまったのか?
より深いところでねむっているのか??
エンゼルフィッシュやサタノペルカ、
ゲオファーガスなどの姿はみられるが・・・。

2、エンゼルはいるが・・・.jpg

エンゼルはいるが・・・

ここまで出会えないとは思っても見なかった。

-クルアの街に来るときには
途中で定期船から小さな平底船に乗り換えなければならず、
その平底船でさえ途中船底をすりながらの航行だった-

大渇水の影響がこれほどとは。

サンプル個体だけでも入手したい。
でも時間がかかりすぎた。
一度サンタレンに戻らなければならない・・・

サンタレンに戻ることを決めたときに
“ひょこっと”おっさんが50-60匹のディスカスを持って現れる。
パコバウからもってきてくれた。6時間以上かけて・・・。

4、パコバウ.jpg

パコバウ

「イヤー参ったよ。先生にいわれてさー。
採ったけど水が少なくてこれだけだ。
しかも今日ここへ河をくだってくるときに
砂浜がバンバン出ていて、水路も前と変わってしまっていて
何度カヌーを降りておしたことか。
でもまだジャポネス(私のこと)いてよかった」

こっちは彼があらわれて
涙がチョチョぎれるぐらいうれしかった。
これだけコテコテにやられてたんで、ほんとうに。
でもディスカスはどうだ??・・・
結構いけるかも!?

5、パコバウ.jpg

パコバウ

「まだ採集できる?」
「イヤーもうだめだね、魚が隠れるところがない。
カヌーでも満足に動けない。」

これ一回きりか・・・
もちろんすべて買い取り翌日の船で
サンタレンに戻ることにする。

サンタレンに戻りゴイアニアへ送る準備をするが、
こんどはIBAMAの担当者が出張していて
いつ戻ってくるかわからない。
毎日“お宮参り”ここまで運がないとは・・・。

クルアの友人から電話がかかってくる。

「おい、鴨志田。調子はどうだ?いつこっちへ来る?
アラサのコムニダージに住んでいるやつが昨日現れて、
ディスカス買わないかっていっているぞ。」

「いま、サンタレンを動けないんだ。IBAMAの担当者がいない。
まだこの前のディスカスを出荷できていないんだ。
そいつとは連絡とれるのか??」

「電話は通じないが俺の知っているやつが
アラサのコミュニティーに
週に2-3回通っているやつがいるから伝言はできるよ。」

「必ずいくからって、ほかの業者が現れても
売らないでくれって伝えておいてくれ」

「伝言は頼むが、なるべく早くきてくれ。
それしか今の俺は言えない」

サンタレンであせりまくっているが何もできない・・・。

(続く)


た、大変すぎるっ!!

美しいディスカスを手に入れる為には

ここまで様々な困難と向き合わないといけないとは!!

そして、そうそう!パコバウですね。

今回のお話しにでてきた北岸アレンカー・パコバウですが

本当に良い個体群でしたね。

今回のお話しから、あのパコバウは

ひょっこり鴨志田さんのお友達?単なるおっさん?が

持ってきてくれたアレンカーディスカスだったのですね。

こういうエピソードを聞きますと

如何にあのパコバウに価値があったかが分かってきますね。

う~~む。

やっぱりパコバウ、もっと輸入しておけば良かったよ~~!!

では、本日はこれにて終了!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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W.B.SABBY アマゾンリポート№1 [W.B.SABBY アマゾンリポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんにちは!

今回はW.B.SABBYの鴨志田さんから

美しいディスカスを求め

広大なアマゾンを巡りまわった奮闘記を

レポートにして送っていただきましたので

そちらをご覧になっていただきたいと思います。

今回のその第1話。『クリペア騒動記』(?)です。

どうぞご覧ください。


アマゾン滞在4ヶ月の記録 2012-2013


1, やられた!クリペア。どこへ?北岸。

2009年から毎年通っているサンタレンに9月頭に
ディスカスを集めにむかいました。
サンタレンでいろいろな下準備をしつつ、
クリペアの漁師と連絡を取りたいのですが
なかなか電話がかからない。
クリペアはやっぱり僻地のコミュニティー。
ゴイアニアからもクリペアへの連絡が
なかなか取れずやきもきしたが、
自分が9月中にはクリペアへ行くこと、
サンタレンから再度連絡することは
事前に知らせてありました。

IMG_5140.jpg

いつものクリペア

クリペアには公衆電話がひとつだけ、
携帯電話も教会の周辺で
受信マークが1~2本出るくらいで
かなり通じにくいことはよく知っている。
しかもいつも棟梁と話ができるわけではなく
漁師の何人かと話したので話が通じにくい。
だが誰と話してもいつも返事は
「かもしだのこと待っているから」で会話が終わります。

さて、アレンカーの街を経由してクリペア村につき、
漁師の棟梁、副棟梁、村の環境担当
そして主だった漁師のなじみのメンバーと会議の席。
真剣な顔で突然
「鴨志田今年はディスカスの採集ができないんだ」

IMG_5184.jpg

カラのバスケット・・・

なにー!

「アレンカー市の州環境局と立会人(証人=これも州役人)
そしてクリペア村とで交わしたものだ。
破ることはできない。
破ったら禁漁期間の延長、漁師の資格停止。

鴨志田は密輸業者ということになる」。

IMG_5291.jpg

バイクで偵察

なにー!!
なぜもっとまえに伝えてくれなかったんだー!!!


よくよく聞くとこういうことらしい。
2011年のシーズン中、
クリペアの漁師と周辺の牧場主との間で
問題-俺の土地でディスカス採集した、しない-とか、
クリペア村周辺のほかのコミュニティーのねたみなど
揉め事があったらしい。
そこで牧場主たちを中心にアレンカーの州環境局に密告、
そしてディスカスの採集禁止をもとめた。
これで州環境局とクリペア村、
牧場主の間で会議がもたれたが
クリペア村の漁師連中は会議の議題や重要性を
知らされていなかったため大多数が出席せず、
多数決で負けてディスカスの禁漁が決まってしまった・・・。

IMG_5350.jpg

案内人、漁師達と

実際、自分がクリペア村についたその日のうちに
4件の密告電話がアレンカーの州環境局にあり、
クリペア村の環境担当と夕方話をしていると
環境局の役人がアレンカーから4人、
バイク2台を飛ばしてクリペア村までやってきて
「密告があった」と環境担当と話をしてました。

IMG_5423.jpg

漁師のところで・・・ハズレ

 どうする!?電話がなかなか通じないクリペア村から
携帯電話と携帯のメッセージ機能を使い
(公衆電話は壊れていて通じず)ゴイアニアと通信。

答えは「もっと北へ向かえ!」。

北岸のアレンカーディスカスは北へ行くほど
赤くなるという伝説がある。
本当かどうかはわからない。
なぜなら誰もきっちり調査をしていないのだから。
自分も行くしかない・・・。

クリペアの北から西にかけてクルア河が流れている。
この河の上流にはディスカス採集で
歴史のある有名なバッハマンサ、そしてナザレがある。
しかも中流でクミナパネマ川が合流し、
河口にクルアという町がある。
船で入れるのはクルアなのでそこへ向かうことにした。

クルアでクリペア村の友人に紹介してもらった人たちに会ったが
クルアの街近郊ではディスカスは採集されていないようだ。
ディスカス専門の漁師もいない。
しかも自分が水に当たったのかひどい下痢と熱にうなされる始末
(十年以上こんな目にあったことはなかった。
これにはかなりこたえました)。

このクルアで上流のコムニティーのひとつで
パコバウというところで先生をやっているという人と出会う。
ディスカスを探している日本人ということで

「あぁ、パコバウの友人で一人あの魚をとっているやつがいたから
(なぜか過去形だった)
聞いてあげるよ。でも持っているかなー?
いまはもう川の水が引いて岩だらけになっているからね」。

一緒に行きたいといったが
彼はバイクでパコバウへ教材を持っていかないといけないし、
許可のない人間は基本的にいれない、はいれないという
閉鎖的なコムニティーなので一緒に連れて行けないとの返事。
クルアで別の調査をする間、期待せず待つことにした。


激しく続きが気になるね!次回掲載をお楽しみに!!

では、本日はこれにて終了!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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