W.B.SABBY アマゾンリポート№5 [W.B.SABBY アマゾンリポート]
アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!
今回もW.B.SABBYの鴨志田さんから
美しいディスカスを探し求め
広大なアマゾンを巡りまわった奮闘記の
レポを送っていただきましたので
そちらをご覧になっていただきたいと思います!
また、前回のお話はこちらですよ~⇒W.B.SABBY アマゾンリポート№4
今回は最終回(?)第5話。『イナヌ良いトコ、一度はおいで!(?)』です。
どうぞご覧ください。
アマゾン滞在4ヶ月の記録 2012-2013
5-1、南岸・イナヌ 近くて遠いぞ??
ラーゴグランジ・イナヌへ向かったのは
もう12月に入ってからだった。
まず定期船とコンタクト。
目的は2つ、どの船がどの曜日に何時に出るのか、
そして現場の状況を聞くことである。
ラーゴグランジのコミュニティーへの船は
20-30人乗り程のかなり小さな船ばかりで、
はっきり言って“住人の足”なのである。
私のようなよそ者はほとんどいなく、
コミュニティーからサンタレンへ
定期検診など病院へ行く、買い出し、役所用事など
ほとんど住人しか使わない。
なので船には‐XX行き!何曜日、何時発‐のような看板はでない。
自分の足で船がこの辺かなーと人に聞きながらさがす。
またイナヌに向かうまで、北岸、西岸に足を運び
ガンガンに水が減った水路・湖を船が
船底をすりながら行き来していたので
船コミュニティーまでがつけるのかどうか?も気になる。
見つけた船はやはり小さく、
ハンモックを20もつったらいっぱいの船。
荷物はすべて船底に格納させないと
すぐいっぱいになってしまう。
船長が漁師のいとこということで
この船で行くことにした。
昼の12:00にサンタレンを出発。
自分は船の中で船長や作業員(二人いる)といろいろ話をした。
この船でも今、この渇水期には
イナヌのコミュニティーに接岸できない!!
だいぶ手前のコミュニティーで
船からトラックに乗り換えイナヌまで行かなければならない。
イナヌのラーゴもほとんど干上がっているが
漁師はラーゴにそそぐイガラッペでディスカスを採集している。
ただどれだけ採れていて、
キープしているとかはわからないけどね・・・と
にこにこしながら話してくれる。
話で一番きつかったのは船から
トラックに乗り換えないといけないことである。
船の場合は船長に言っておけば
もし、漁師に会えなかった時などは
そのまま船で寝ることができるのだが
トラックやバスでとなると
「漁師に会えなかったら俺はどこで寝るのだろう?」
という不安がある。
船長さん宅の軒先でもかりることになるのか・・・。
夕方、暗くなりかけた時に
コンセイソンというコミュニティーに到着。
そこからトラックに乗り換える。
乗客の荷物、頼まれ物など人もすべて
荷台に積みイナヌへ向かう。
道はもちろん舗装などされていない。
たまに煉瓦を積んだトラックや
コミュニティー間を行き来いているバスとすれ違うが、
砂煙もうもうなのがたまらない。
髪の毛ガビガビ、服から何から
すべて赤茶の土色に染まっていく。
完全に夜になりやっとイナヌに到着。
乗客やその荷物などを配達してまわり、
最後に村のはずれに位置する漁師の家の前につく。
漁師とは以前にあったような気がする感じがした。
「あー、なんかひさしぶりだね」という感じ。
荷物をおろし旅の埃も落とす前に話を始める。
いま、キープしている魚はないが、
この水の低い渇水期はイガラッペでディスカスを採っている。
ポイントは限られるが1日に50枚ぐらいはいけると思う。
明日から一緒に採集しようということで話がまとまる。
では、ということで自分は
その採集場所も兼ねている家の前のイガラッペに体を洗いに行く。
もちろん真っ暗ななかを懐中電灯だけで降りていく。
見えるのは懐中電灯で照らされた部分だけだが
このイガラッペは水が透明ですごくきれい。
底は砂。エイがいないか注意しながら水に入る。
場所によって深さは違うが
水浴びをするには十分な深さがある。
切り株が半分イガラッペにつかり
根がむき出しになっているところを見ると・・・
ブッシープレコ、フェスティバム、
スカラレエンゼルなどに混ざって
少しだがディスカスもいる。
明日からの採集にきたいできるかな???
翌朝、朝早くから準備を始める。
昨日は夜で見えなかったイナヌの景色を見る。
こんなにきれいなところなのか!というのが最初の印象である。
前からイナヌにそそぐイガラッペは
クリスタルウォーターだ!とは聞いていたが
これほどきれいとは。
もちろんそれは今、渇水期だから
彼の家の前をイガラッペになって流れているのだが・・・
でもほんとにきれいだ。
しかも魚がおおい。
昨日の夜とはまた違った魚たちが泳いでいる。
マトリンシャン(Bricon)や
パイクシクリッドなどである。
川底は砂、泥はほとんどない。
ところどころに流木や木の根がはびこっているところが
ディスカスの採集ポイントである。
カヌーにバスケット数個と手網各種、
水中メガネなどの荷物を積みこみ採集開始。
イガラッペの水は大体膝まで、ポイントで胸までもない。
漁師のおじさんはポイントの倒木や根の奥に潜りこみ、
その中からサイズ(小さいものは採らない)を選びながら
ひょいひょいという感じですくってくる。ある程度ディスカスも集まり、
別の場所に行く約束の日も迫ってきたので帰ることにしたが、
その日はイナヌ村から船(トラック)が出ない。
船からトラックに乗り換えたコミュニティーまで行けば、
船は必ずあるとのこと。
漁師のおっさんが言うには
「街道まで出たらバスを拾えるはずだ。車(?!?)を手配してやる」。
ということで選別と梱包を夜のうちにすませる。
車=牛車である。朝5:30牛車到着。
荷物をを積んで街道まで。
「どれくらいかかる?」
「2時間かな」
「!!?!」
「8時にバスが通るはずだ・・・」
牛車は人が歩くほどのスピードで、
しかも馬車みたいにいい調子ではなく、
いつも「ホレ!」とかなんとか
声をかけていないと止まりそうになる。
牛車がぎりぎり通れる道をゆっくりゆっくり行く。
街道に出た。あとは待つだけ。
時間は…8時前。
でも・・・・バスなんか来ない。
どうしよう?と思っても
牛車もイナヌへ帰ってしまったし待つしかない。
バイクはたまに通るが車はまったく・・・。
2時間ぐらいたったかな?
向こうからでっかいトラックが来たので
ヒッチハイクさせてもらった。ただ、荷台が高く、ディスカスがぎっしり詰まった
60Ltsの発泡箱は重い。
腰が~~~、歳には勝てない。
港に着いたら今度は積み下ろしと船への積み込み。
カヘガドール(港にいる荷物運搬を専門にやっているおっさんたち、
魚の入ったバスケットを一気に10個ぐらい運ぶ!)は
自分には無理だ。
無事に船に乗り込みサンタレンへ向かう。
その間中ぐっすり眠っていたのは言うまでもない。
いかがでしたか?面白かったですね~。
鴨志田氏、イナヌの清き水で体を洗うの巻で御座いました。(笑。
実は実は?
次回があるかも??という話。
やったねぇ~!!(まだまだ読みたいよね~。)
では、本日はこれにて終了!
アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪
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