入荷魚の親魚のご紹介。
アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!!
本日もDISCUS FARM 伊豆のディスカスに関して
多くのお問い合わせを頂きました。
明日の夜にショップページに個体の紹介をいたしますが
明日ご来店される方もいらっしゃいますので
先にご予約を頂く場合もございます。何卒ご了承ください。
本日は、今回入荷したDISCUS FARM 伊豆の親魚をご紹介したいと思います。
昨日ご紹介した個体の下が、親魚になります。
ファーム18番水槽の個体。
ファーム18番水槽の親魚。
右・オス親:ワイルド由来のオリジナルDISCUS FARM 伊豆系統
左・メス親:ワイルド由来のオリジナルDISCUS FARM 伊豆系統とワイルド(パラ北岸)のクロス
ファーム26番水槽の個体。
ファーム26番水槽の親魚。
左・オス親:ワイルド由来のオリジナルDISCUS FARM 伊豆系統
右・メス親:ワイルド由来のオリジナルDISCUS FARM 伊豆系統とワイルド(パラ北岸)のクロス
いやぁ・・・赤い。
上3枚は、当店に1年以上ストックしている
ワイルド由来のオリジナルDISCUS FARM 伊豆系統
店頭にいらっしゃると、この赤色を直接見る事ができます。
ワイルドディスカス・パラ北岸の血が1/4入った(ワイルドのクォーター)事と
厳しい選別と適切な給餌により、ボディバランスを大きく進化させたのが
2014年バージョンのDISCUS FARM 伊豆のソリッドレッドです。
現在の発色は薄いですが、じっくり時間をかけて
親魚のような赤色を呈していきます。
さて、ここまで言いますと
もうこのディスカスが
気になって気になって仕方なくなりますね。
だって、この猛烈な赤ですから。
ではここで、この子達の育成環境について申し上げさせていただきます。
こちらのDISCUS FARM 伊豆では
飼育水に天然の山水を使用しております。
お邪魔した時は導電率と硬度が高い時期という事したが
導電率=約100μs(ファームで計測)
PH7.0 GH2&KH2(山水の新水に魚をいれて持ち帰り、その水を店舗で計測)
という数値です。
ここだけ見ますと、少し柔らか目の水かな?という印象ですが
実は、天然の水と蛇口からでる水道水に大きな差がある事を
知っていただきたいと思います。
浄水場の浄水の過程では処理の工程で
1.次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)⇒殺菌
2.苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)⇒PH調整・アルカリ化
3.ポリ塩化アルミニウム(PAC)⇒凝集剤
4.その他石灰類⇒水道管の保護
などが水に添加されます。
さらに浄水場の原水となる水の性質も
DISCUS FARM 伊豆で使われる山水とは
大いに異なる可能性が高いと思われます。
清浄な水を求めてDISCUS FARM 伊豆のブリーダー北出氏は、
伊豆に居を構えられました。
氏の高度な飼育技術と清浄な山水で育てられたディスカスは
猛烈な赤色を呈するこの上な美しさを備えているのですが
通常の水道水の中に入った事は、産まれて以来一度もございません。
私はドイツのガチガチに硬い水で送られてくるディスカスや
上流域のワイルドディスカスに触れる機会が
少なくないので、想像がつきましたが
良い環境で育ったディスカスが
ごくごく普通の環境(と勝手に我々が思っている)に慣れるのには
多少の時間を要します。
餌を喰わない事もあります。
水槽の背面ばかり見ているときもあります。
せわしなく水槽をグルグル上下に泳ぎ回る事もあります。
それは、この魚達が全く新しい環境に馴染もうと
頑張っている姿なのです。
前にも申し上げた事がありますが
これはディスカスの”acclimation=新環境順応”の作業です。
ディスカスは、実は素晴らしい環境順応能力を備えております。
アマゾン中にディスカスはおりますし
日本の水道水の範囲なら
ほぼ全国くまなくディスカスは順応できると私は思います。
ただ、ある環境から極端に違う環境に入った時、
ディスカスは、かなり苦しそうにします。
いくら水合わせに時間をかけても苦しみます。
※水合わせに時間をしっかりかけるのは悪くはないですよ。
そういう場合、その魚にはなるべくストレスのかからない環境にいれて
是非といいますか、必ず”そっと”してあげてください。
よく新しく導入した魚が餌を喰わない
⇒高温、ガンガン水換え、塩浴、下手をするとエルバージュ、フラジール!?
など無茶苦茶な事をする方もいるのでは?
人間が新しく全く慣れない環境に入って
グッタリしている時に、同様の事をすれば??
これは異常な行為だとお分かりになるかと思います。
ですから、そっと、そっと、安静にして
ディスカスが新しい環境に慣れるまで待つ事がとても大事なのです。
ここまで申し上げますと、こちらのディスカスは
神経質なディスカスに思えるかもしれません。
いえいえ、これは高い順応力を持つディスカスなら、どこでもある話ですよ。
日本の水道水で、小さな上部濾過の環境で生まれ育てば
そのディスカスはそれがスタンダードの環境になります。
その魚をアマゾンの川に放ったらどうなるか?
ドイツの水にいれたらどうなるか?
PHは一緒でも極端な軟水に入れたらどうなるか?
ご想像してください。
最初はかなり苦しむでしょうね。死ぬ子も出るかもしれません。
しかしその環境変化に耐えたディスカスは
きっと、その地、その水に順応すると思いますよ。
猛烈な赤を呈する北出氏ブリードのDISCUS FARM 伊豆のディスカス。
是非皆様に触れて頂きたいディスカスです。
明日ショップページに公開しますが
何らかの方法で、ご予約申し込みを受け付けます。
ご興味のある方は、お問い合わせもご遠慮なく。
また店頭にも是非見に来てくださいね!!
では、本日はこれにて終了~。
アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう!!
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