再度確認。入荷時の感染症への対策。 [ディスカスの病気&寄生虫感染]
3月8日入荷したWBSABBY便のうち
何故かクイペウアだけが感染症を発症し
以上のような状態になったのは、入荷翌日にお見せしておりますね。
それから3日間が経過、本日の様子です。
随分と良くなってきましたね。
隅に固まっていた魚が1匹、1匹、バラけて泳ぐようになりました。
今回見て頂くのは、違う環境から来た魚が新しい環境に入った時に
発症する感染症(こう称するが適しているかどうかは”?”ですが。)の症状です。
以前も同じようなものをお見せしましたが、再度確認のため。
両手(両胸鰭)を身体につけたままにしたり。
片手だけで(片方の胸鰭だけで)泳いだり・・・
そしてそのヒレ自体が白濁していたりします。
身体にも白いムラのようなものが見えますね。
これは魚の体表に粘膜が過剰に分泌されている状態です。
これらの症状は人間でいえば・・・風邪の症状での”鼻水”みたいなものでしょうね(笑)。
輸送で体力が弱っていたり、もともと調子が悪かったりして
人が風邪をひくように、ディスカスも悪い菌への抵抗力が弱まり
体内で悪い菌が増殖するのでしょう。
その悪い菌に抵抗するため、粘膜を大量に分泌しているのではないか?と
私は推測してます。
ここでやるべき事は、風邪をひいた人間がするべき事と一緒です。
”暖かくして、休んでください”です。
全く見当違いの抗生物質を打ちまくる必要もございません。
観賞魚の世界では、特定された症状以外
できる限り抗菌薬を使わない方が後々”吉”となりますので
今回の症状に対しても、決して”黄色くなるお薬=抗菌薬”は使用しない事。
そして水温を、菌に対して抵抗力が落ちないように、さらに
この症状を引き起こす菌の活動を鈍化させる温度帯にする事。
その温度は?はい、ここで再確認。34℃です。
結構高い水温ですので、もし怖い様でしたら
最初は32℃、翌日34℃まであげていってみてばどうでしょう?
(私の場合、この症状を確認した場合は、即34℃設定にしますが。)
ただ高温にするだけで、この入荷時の感染症はゆっくりと治まって参ります。
完治すれば、徐々に水温を下げて行ってください。
それで治療は完了です。勿論今回ご覧になった魚へも同様の処置をしました。
この方法は、新規魚を既存魚と混ぜた時に発症する
同様の症状にも有効ですので、是非、覚えてください!!
※2017年10月21日の記事で、新規魚を既存魚と混ぜた時に発症する
同様の症状に対して塩浴も一緒に行うと申しあげましたが
塩はこの場合特に必要ない事が確認できましたので、訂正したします。
本日はこれにて終了です。
明日はまた輸出の為の作業と成田への搬送がございます。
夕方帰店予定です。ご了承ください。よろしくお願いいたします!!Tchau tchau!!
【特別掲載】ドイツディスカス復興プロジェクトを振り返って思い出すことなど その5
12月30日入荷W.B.SABBY便 クイペウアⅠの写真を更新!!
以下、バックナンバーです。
【特別掲載】ドイツディスカス復興プロジェクトを振り返って思い出すことなど その4
【特別掲載】ドイツディスカス復興プロジェクトを振り返って思い出すことなど 中編その2
【特別掲載】ドイツディスカス復興プロジェクトを振り返って思い出すことなど 中編
【特別掲載】ドイツディスカス復興プロジェクトを振り返って思い出すことなど 前編
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