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2015-16年シーズン新産地 アトランチコ ;西岸アレンケール  vol.03 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

 
皆様こんばんは。
 
本日は、多くの方が西岸アレンカー・アトランティコをご覧になりにいらっしゃりました。
 
”あ~欲しくなるから帰ります!!”ですって!!(笑。
 
遠慮なく買ってくださいよ!! 
 
さて、本日はW.B.SABBYの鴨志田さんから頂いた
 
西岸アレンカー・アトランティコ採集記VOL.3をご覧ください!!
 
 
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2015-16年シーズン新産地 アトランチコ ;西岸アレンケール  vol.03

ディスカスのレベルのいいのは何枚か見てわかったが、問題がある。
それはこれらのディスカスの梱包
そして街(定期船)までの輸送だ。

1、梱包する水がこの小川(イガラッペ)の水しかないこと。 
友人の漁師の生簀のあるところはコミュニティーもない。
ということは井戸水を利用することもできない。
この泥水を使用し、泥の撹拌は最小限にとどめること。

2、水温。これはもう早朝から行うしかない。
昼を過ぎると生あったかいからぬるめの
温泉程度にまで水温は上がってしまう。
いくら純酸素で梱包したとしてもディスカスはもたない。

3、梱包したとして約20箱もの発泡箱を輸送できるのか? 
これは友人が大丈夫だといってくれた。
カヌー2台での輸送
(2台目は助っ人の兄ちゃん、もちろん友人の漁師仲間)。
俺のハベッタ(日本でも小さなジェネレーターなどに
使われている簡易エンジン。6馬力ほど)は強力だ!
心配するな!といっている。が不安。

西アレンカーに来る前に北アレンカー(クリペア)で直面した問題でもあった。
クリペアではもうカヌーも使えなかったので
中型トラック(カミオネッチとこっちではいいます)で輸送。

梱包はすばやく少ない数を梱包し、木陰にもっていくしか手はなかった。
朝暗いうちから準備し、何とかできたが。

梱包当日、朝6時おき、6:30出発。
発泡箱、酸素その他の資材を積んで
水深の浅い泥の湖を横切る。
それでも現場に着いたら7:30。
まだ水はあったまっていない。
また梱包に都合のいいこともあった。
そのイガラッペのある場所は牧場ではなくジャングル。
まだ太陽が昇りきっていないので
木々が日陰を作ってくれている。
 
PB170215.JPG 

袋の準備、
「水には生簀より上流側で
静かに入ってすくってくれ、泥はだめだ!」と
言いながら袋に水を入れ、ディスカスの選別開始。
 
PB170218.JPG
 
それでも泥水なのは仕方ない。
発泡箱に8匹ほどづつ持ってきてもらい、自分が選別。
 
PB170219.JPG
 
ロイヤル、セミロイヤル系の魚が多めでニヤっとする自分。
良いと判断しパスしたものは袋へ。
 
PB170222.JPGPB170226.JPGPB170227.JPGPB170229.JPGPB170231.JPG 
 
そして酸素パッキング。
 
PB170232.JPG
 
パスしなかったものはイガラッペへ戻す。
200枚以上のディスカスが2つの生簀でキープされていて、
すべてを選別、梱包し終わったらもう12:00近かった。
ただ木陰で梱包できたおかげで
水温の上昇もそれ気にならず、
自分も直射日光下で作業をほとんどしなくてすんだ。
 
PB170235.JPG
 
輸送。友人のカヌーに確か10箱。
もう一艘に残りの箱と梱包材、
そして自分が乗り込み街に向かう。
 
PB170246.JPG 
 
太陽はぎらぎらだ。
イガラッペでも湖でも時々泥を巻き上げながら、
座礁しないように航路を気にしながら、
2艘のカヌーがつかず離れずで進んでゆく。
 
PB180249.JPG
 
サンタレンへ向かう定期船への積みこみが終わったときには
ほっとしたと同時におなかが急激に減った。
もう2時近いじゃないか!腹も減るわけだ。
友人宅にて彼が昨夜漁をした 
ジャラキー(キロダス系の魚)や
サルジーニャ(直訳-淡水イワシ、エロンガータハチェット)の
から揚げのお昼ご飯をいただきました。

後日談;サンタレンの網元に来る
ディスカス漁師たちの梱包を見てもやはりすごい泥水だった。
袋の中のディスカスが本当に見えない!!
ディスカスがいるのはわかるけど、
模様なんかは見えません。
ディスカスってすごい魚だと、別の意味で感動しました。
 
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今回のレポートを読んで、ハッ!としました。 
そうだ、そうだった。
アマゾンから魚がやって来るという事は
ここまで労を要するものだったんだ。と
知っていた筈なのに・・・。
 
すっかり”日々の慣れ”から
ワイルドディスカスが
お店に居る事が当たり前になりすぎていました。 
 
当店の水槽でゆったりしているアトランティコ。 
美しいディスカスだ。
また私はこの美しいディスカス達が
”当たり前のように羽田空港にやってくる”事に
”当たり前のように当店で美しくなっていく”事に 
慣れ過ぎている自分に気がつき、少々愕然としてしまいました。 
 
その私にとって当り前の背後に
大アマゾンと観賞魚マーケットに挑む
男たちの情熱と労力がどれだけ隠されているのか・・・・。
 
ブラジルから送られてくるワイルドディスカス達を
ディスカスファンの方々に存分に楽しんでいただける様に
自分の知識、技術を磨き続けて行かなければと
改めて気を引き締めさせていただきました。
 
鴨志田さん ご苦労様でした。貴重な原稿有難うございます。 
 



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