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W.B.SABBY発、ディスカス&アピストのお話。

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!

今回はW.B.SABBYの山本さんから

ディスカスとアピストグラマに関する

原稿をいただいたので、こちらでご紹介します。

そうそう!皆様お忘れではないでしょうか?

当店はディスカスとアピストグラマの専門店でございます。

最近は加熱するディスカスの入荷ラッシュで

あまりアピストグラマに関して、こちらのブログで

触れておりませんでした。スミマセン・・・。

というわけで、今回はディスカスとアピストグラマの関係性。

かなり興味深いお話ですので、是非ご覧になってください。

 


デイスカスとアピストグラマ

 

今回アレンカーバッハマンサより産地の明確なアピストグラマ アガシジ

を手に入れることができた。

IMG_1437.jpg

Apistogramma agassizi Barra Mansa

この地域より産地の明確な北岸アピストを入手するのは本当に久しぶりの事だ。

はい。今回はデイスカス産地に生息するアピストグラマについて

説明しましょう。

実は私がマナウスの熱帯魚輸出業者K2で熱帯魚を輸出していた時代は

アピスト専門業者と他の輸出業者から言われるほど

マニアック的にアピストグラマを集めてきては出荷していた。

 

1980年後半は、マナウスから出荷されるアピストのほとんどが

MIXもので、種類も、産地も分けられていなかった。

熱帯魚はマナウスの老舗5大ファミリーによって牛耳られていた

そんなマナウス熱帯魚輸出業者の中で生き残っていく為には

彼らと同じ商品ラインではとても彼らに太刀打ちできない。

と言う事で、全く商品ラインの異なる品ぞろえで始めるしかなかった。

それがアピストグラマである。

だから私は結構アピストグラマには詳しい。

アピストである程度有名になったからこそ、皆デイスカスも信用して

買ってくれていたような気がする。

デイスカスはなんと言っても5大ファミリーの主力商品だったから

最初からデイスカスをやっていたらどうなっていたかわからない。

 

そんな私がアピストを精力的に集めている時に気が付いた法則がある。

それはアピストグラマの生息地にはデイスカスも必ず生息していると言う事だ。

もしかしたらデイスカスの生息場所には必ずアピストが生息していると言えるかもしれない。

 

デイスカスと縁の深いアピストはアガシジの様だ。

例を一つ上げれば、Apistogramma agassizi Tefe

Tefeと言えば最高級のレッドスポットデイスカスを産出する有名湖

Agassizi Tefe と言えばスポット状並ぶ

独特の模様パターンを持つAgassiziとしてとても有名。

 

で、アピストもデイスカス同様産地変われば

同じ種のアピストも雰囲気が変わると言う事だ。

ジャプラ、コアリ、マナカプル、プルース、マデイラ、ウワトマン、

Etc…..デイスカスの有名産地には必ず

Apistogramma agassiziも生息している

 

ではアレンカーはどうなのか?

当然アレンカーにはアレンカーのAgassiziが生息している。

北岸も、南岸も、西岸にも

で、このアレンカー地域のAgassiziは昔は

Apistogramma agassizi Santarem

と呼ばれていた。特徴は背中に入る赤。

アレンカー = 赤

ここにも奇妙な符号がありますね。ただサンタレン近辺のAgassiziには

背中の赤が乗る個体が少ない。ではそれは何処にいるのか?

それはズバリ、アレンカー地区だったりする。

北岸には北岸の、南岸の各支流にもそれぞれagasizziは生息している。

 

今回入荷のAgassiziはアレンカー北岸Barra Mansa産

IMG_1438.jpg

背中に赤の乗る個体と黄色が鮮やかな2タイプ。

IMG_1443.jpg

今回の入荷を機に、またアピストにもどんどん力を入れて行こうと考えている。

 

今度、機会があれば、このアピストとデイスカスの関係にもう少し

詳しく触れてみたい。

 

 

 

--

 

CHIHIRO YAMAMOTO


ディスカスとアピストグラマ アガシジィのお話。

面白いですね~。

ちなみに今回のお話で出てくる

Apistogramma agassizi Tefeは、こんな感じのアピストです↓

20130318_763482.jpg20130318_ca14b5.jpg

カッコウえぇでしょ!

ディスカスのグリーンと共通する発色なんですよね~。

で、アレンカー バハマンサのディスカスと

アピストのバハマンサも”赤とイエロー”の発色と云う事で

共通するものがあるという・・・・

う~~~む、やはり面白い!!

こういうお話は、是非またお聞きしたいものですね!

というわけで、本日はこれにて終了です!

アディオス アミーゴ&セニョリータ。 またお会いしましょう♪♪


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