ディスカスの体型を作る!? [ディスカス小話]
アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんにちは!
猛暑とゲリラ豪雨が入れ変わり立ち代わり襲ってくる不思議な夏も
もうすぐ終わりですね。
これからは台風の季節で、またもや巷は大騒ぎになりそうですが
皆様もどうぞお気を付けください。
私も野外に放っている発泡箱が飛ばされてしまう前に
リサイクル屋さんに連絡して引き取ってもらわないと・・・(汗)
さて、本日はディスカスの体型のお話です。
よくディスカスの体型は飼育者が作りこめるという話を聞いた事ありませんか?
今回はそのようなお話をピオワルスキーディスカスのコバルトの写真を例にしてみましょう!
先ずはお写真を。
上2枚の写真は、ピオワルスキーのコバルト2種(虫食い系とライン系)の16cmの2個体です。
体型を見るとすこしズングリとしていて、ハイフィンハイフォームというスタイルではなく
どちらかと言いますと円盤型の安定フォルムという印象です。
この個体たちは、この16㎝サイズで輸入された個体です。
ですので、ピオワルスキー氏の手によってこのフォルムになったという事になります。
では、もう一枚の写真をご覧ください。
こちらの個体は私が12㎝サイズのコバルトを
15㎝弱まで育成した個体になります。
どうですか?上の写真の2個体と比較しますとハイフィンに見えませんか?
円盤型という印象はありませんね。と言いますのも
実は上の2個体に比べこの個体は身の部分の高さが違います。(上下幅が狭め)
ですから背びれ、尾ヒレが大きく見え、ハイフィンに見えるのです。
ディスカスの体型は、餌の質、量、回数、さらに水に含まれる様々要素により
時に微妙に、時に大きく変わってしまいます。
今回、あえて、私はお客様から預かっているピオワルスキーコバルトを
乾燥フードメインで給餌し、サイズアップさせておりましたが
アダルトサイズで輸入されたコバルトを見てビックリ!!
血統は一緒なのに、何故か見た目の印象がまるで違うことに驚きました。
私がサイズアップした個体は、どちらかというとハイフィンフォームの今時スタイル。
ピオワルスキー氏が育てた個体は、真ん丸なドイツ魚らしいクラシカルな印象。
良く見ますと、全体的には私が育成した個体の方がフォルムは縦長なのですが
身の部分はピオワルスキー氏のアダルト個体の方が上下にハリのあるフォルムをしております。
エラ蓋下のお腹前方の張り出しから
餌の食い込ませ度合いの違いに気が付くのですが、そういったことを含め
双方の間の『差』に、なるほど!と思わざる得ないです。
育てる人によりディスカスのフォルムは変わる。まさにこれがそれです。
皆さんどうでしょう?2者の違いを見て取っていただけましたでしょうか?
まぁ、こんな事を見たり感じたりするのもディスカス飼育の楽しさです。
正直幼魚からの育成ですと、もっと大きな差が出てきますよ。
ですからディスカスの育成は、相当に楽しいのです。
是非皆様もご自分好みのフォルムのディスカスを育てて楽しんでいただきたいと思っております!
ええ?
それ以前にディスカスの調子が良くなったり悪くなったりして大変で
ディスカスの育成どころではないですって??
それは早急に間違った機器や飼育法に頼ることを止め
( ↑ ここは重要!多くの方が間違いを犯しております。)
理にかなった飼育法を是非体得していただき、常に
健やかなディスカスと向き合えるようになっていただければ
おのずとその先に楽しいディスカス育成ワールドが皆様を待っておりますので
是非、ディスカスの調子が安定しない方は、ご自分の飼育法(その情報ソースも含め)を
見直してくださいね!
では、本日はこの辺で!!バイバイです~(^_^)/~フリフリ
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