欧州レポート2010第4弾!S.G.Discus@Milan No.1 [欧州レポート2010]
アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!
欧州レポート2010もいよいよイタリアへとその場を移す事となり
ますます、日本人前人未到の(筈?)情報をご紹介する事となりますので
どうぞじっくりとご覧になってくださいませ。
ドイツでのチャンピオンシップ終了後、S.G.Discusのメンバーはさっさと
出品魚を来場客に譲り(!) ※病気を持ち帰りたくないためらしいです。
車でイタリアへの帰路に着きます。私はその車に同乗させてもらったのですが!
のっけから助手席で爆睡(汗)、気がつけばイタリアに入っておりました^^;
夜中の2時にホテルにチェックインし(良いホテルです^^)翌朝、ホテルでピックアップしていただいた後
いよいよS.G.Discusにお邪魔する事となりました。
これがS.G.Discusです!
む~倉庫のようにも見えますが!?いよいよ中に潜入です!
興奮して少々騒ぎすぎました。レンズが曇っただけでこの騒ぎっぷりです^^;
ここでS.G.Discusのスタッフ紹介です。
最初に写った2人のうちメガネをかけられた方がウィリアム氏(アシスタント)
もう一人がブリーダーのアントネロ氏、最後に写った陽気な雰囲気の方が
窓口になってくれているアンドレア氏です。
この3名でこのファームの全てを管理している訳です。
巨大ではないですが、素晴らしく整然とした清潔感あふれるファームです。
ではレンズの曇りも取れましたので、気を取り直して動画を撮影再開です。
多くのペアがブリーディング中です。実は、この時期は、ファームは閑散期と言いますか
魚を殖やす時期ということです。
夏までに魚はほとんど販売してしまい、そのあとはキープしている魚を親魚にするべく育成したり
あるいは繁忙期に備えてペアから子を採ったりするのだそうです。
ですので、私が見た感じでは、ほとんどの魚がSサイズまでの稚魚、幼魚、
あるいは親候補、そしてブリーディングしているペアといった感じです。
ざっと動画で撮影しているだけでもいかに、きめ細かく水槽をメンテナンスをしているかが
分かります。魚の紹介をずっとしてくださったアントネロ氏とお話をしていると、彼が
非常に繊細な感覚の持ち主であるかが分かって参ります。きっと彼をはじめ
このS.G.Discusスタッフ一同が、このファームのあらゆる面での
クオリティを高める事に非常に努力している事が感じられました。
イタリア男性というのは、皆、ジェローラモさんみたいな感じの方かと思っていたら
全然違うんですね!(当たり前ですか!)
ここでサクっとS.G.Discusの設備をご紹介いたしますね!
下の写真が貯水タンクです。
ブリーディング用水と育成用水に分かれております。
↓の高速&大量処理が可能なRO装置で、水は調整されます。
RO水は割り水をして、育成用水で280~300マイクロジーメンス
ブリーディング用水で60マイクロジーメンスという事です。
水温管理はファームんぼ室温を調整して行われます。
水槽ラックの下に大きなヒーターを這わせてファーム全体を暖めていきます。
写真に写っているのは天井から冷気を出す為のクーラーです。
ヒーターとクーラーを使って温度管理しているという事ですね。
手前、奥ともにエアのコンプレッサーです。勿論水槽内のエアレーション用。トラブル防止のため
2台体制です。
ざっと設備的にはこんな感じです。
予め、動画を予告編にてご紹介していたので、S.G.Discusのディスカスを
動画でご覧になられている方もいらっしゃるかと思いますが
彼らの代表作、自信作は・・・
この素晴らしい発色と、味のあるパターンを併せ持つチェッカーボードピジョンです。
写真上2個体の表現パターンをみると、私は何故かこの『牡丹』連想してしまいます。
私なりに、この大柄で有機的な模様を描く表現パターンを『牡丹タイプ』と言わせてもらいますね^^
動画ではちょっとおどおどしておりますが、とにかく美しいペアです。
決して最新品種ではありませんが、私が今まで直接見た中で一番魅力的な
ピジョンブラッドだと思いました。
アントレロ氏的には、このペアの方が今っぽいという事ですが。
さて、お次は青系のペアです。
青系はただ今ブリーディング中(殖やしている段階)です。
まずはそのブリーディング中のペアをご覧下さい。
決してジャイアントな個体達ではございませんが
緊張感のある素晴らしいプロポーションをもつ個体ばかりです。
上下に伸びるハリのあるヒレを含め、体の上下対称のプロポーションが
この魚達の洗練されたイメージをつくっているのだと私は思っております。
『野暮ったさ』全く感じない個体達ばかりです。
青のソリッド系を見た後はレッドのソリッド系を。
動画では、まだ子が採れてないといっておりますが、実はこの時、4cmサイズの仔を育成中でした。
かなりの期待できる子達ですね!というか・・・このペアが欲しいんですけど?ダメ?
ここで、驚きの水槽をご覧にいれますね!
左右4メートルはあるでしょうか?完全にサイズ的には大型魚用の水槽にも見えますが
立派に赤系ディスカスのブリーディングストック水槽としてその存在を誇示しております。
凄すぎます・・・。
一度この水槽に魚を入れると、この個体が欲しいと言われても絶対に掬えないのでは?と
思ってしまうのが職業病?
ご覧になっていただくと、様々なタイプのソリッド系~チェッカーピジョン系が入っております。
真ん中の個体がアントネロ氏のお気に入りだそうです。あらら?私と趣味合うじゃない!?
彼はこのタイプをクラッシックといいますが、私とっては牡丹タイプ。
牡丹以外の何物でもありません。
今回ご紹介したのはS.G.Discus建物の1階にある水槽の魚達ですが
実は2階にも秘密の水槽群がございます^^ その水槽のご紹介はまた次回!
では、最後に1階部分で一際目だっていた
素敵なレッタコ(イタリア語でトゥルケーゼ・ロッソ)をご紹介しましょう!
勿論、この子達もブリーディングストックです!
素敵過ぎる!ポチい・・・。
では次回、2階にある秘密の水槽へとご招待いたします。
次回以降予告
S.G.Discus訪問記ブリーディングストックルームへ!!
S.G.Discus訪問記番外編!!設備、メンテナンス法、ブリーディングノウハウなどを公開!!
動画はこちら→稚魚専用集合水槽
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こんばんは^^
初コメです。良き眼力をお持ちですね。
ピオワルスキーはドイツの威厳を
SGディスカスはイタリアの華やかさを
個人的にそれぞれ感じさせていただいてます。
明日にでも遊びに行かせていただこうかな。
by SOLOMON (2010-10-15 17:50)
>SOLOMONさん
コメントありがとうございます。
欧州の魚には、やはり『個性』が存在します。
お国柄もありますし、個人の癖とかもあるでしょう。
そんな部分も見させてもらっていると
ディスカスの楽しさは、より深まるように思います。
ディスカス、本当に良いですね~^^
by タケオ (2010-10-18 11:00)